20年の伝統を誇るフリーマーケットの先駆けともいえる「フリマあいこう会(鏡幸子代表 )」による、フリーマーケットが、3月14日(金)・15日(土)の2日間、10:00から15:00まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。
同会は、1994(平成6)年から、小樽市生活環境部が「おたるフリーマーケット市民の会」として立ち上げた。当初、リサイクル活動に関心のある主婦やグループの80団体参加し、小樽産業会館(稲穂2)を会場に開かれていた。2010年に解散となったが、「フリマあいこう会」として活動を継続。4月から12月は、小樽サンモール一番街にあった旧丸井今井のアトリウム(稲穂1)で開催していたが、解体工事中となり、美術館横広場や冬期間は美術館内で、毎月開催を続けている。
初日の3月14日(金)は、余市や市内からの会員11店舗が出店し、衣類や着物・バックなどのリサイクル品や、新品の下着類などを会場に並べて販売した。
鏡八郎事務局長は、「ゴミの分別が始まり、ゴミの減量化と不用品の再利用のために始めて、20年近く経つ。当初は、1トンもの不用品をさばき、注目を集めた伝統あるフリーマーケット。市民からのリサイクル品の提供もある。出店者同士や、訪れた人とコミュニケーションを楽しみながら開いている」と話した。
遠くは旭川、江別と、夫婦でフリーマーケットを15年近く楽しむ余市在住の女性は、「4月には中島公園で出店が決まっている。今日はあまりお客さんが来なかったが、長い付き合いの仲間と会話をしたり楽しんでいる」。
また、衣類やバックを並べている市内の女性は、「捨てられない症候群で、姉妹や親戚から不用品をもらい、ここで出店し譲ることもある。出店する物は沢山あり無くならない」と笑顔で話した。
各自が工夫して商品をディスプレイし、会員同士も仲良しで楽しそうに参加していた。
2日目の15日(土)は、8店舗が出店する予定。4月は25日(金)・26日(土)に開催を予定している。
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