第16回小樽雪あかりの路でのナイスショット作品「愛のフォトコンテスト」と雪とあかりのオブジェを評価する「オブジェコンテスト」の受賞作品が決定した。
同イベントは、2月7日(金)から16日日までの10日間開催され、49万8,000人が来場し、幻想的なあかりを楽しんだ。
同実行委員会(中村全博実行委員長 )スタッフや、濱田広報委員長、山城検討委員長らが審査委員となり、3月12日(水)15:00から、小樽市公会堂(花園5)1号集会室で審査会を開き、受賞作品を決定し、19日(水)に発表した。入賞者には、18日(火)に賞状と賞品を発送した。
愛のフォトコンテスト
応募総数399点(第15回405点・第14回322点)の中から、グランプリ「愛のフォト賞」には、室蘭市在住の森大輔さん(41)の「愛の教会」が選ばれ、他11点が受賞した。
9日・10日の2日間、あかりの路会場として開催した富岡教会前で撮影した同作品は、教会と中庭のハートのオブジェをバランス良く収め、幻想的な光景を捉えた作品。
山城検討委員長は、「メイン会場ではなく、富岡教会に目をつけ、星空と雪のバランスが良く、テクニックで表現。神聖なる愛をテーマに、小樽を代表する教会の前で、形の良いハートのオブジェと合わせて捉え、満場一致で決定した」と高く評価した。
また、同コンテストの総評を、「全体的にクオリティが高い作品が多く、従来のパターン以外の作品や面白い作品が多い。グランプリ受賞者のように、地方からの参加が多く、写真愛好家が集まり、同会場で撮影会を行うなど、1つのパターン化となっている。あかりばかりを見ていたが、樹木や月と合わせたり、歴史的建造物を取り入れ、小樽にしかできない構図をどんどん見せてもらいたい」と話した。
雪とあかりのオブジェコンテスト
応募総数49点(第15回57点・第14回58点)の中から、小樽雪あかり賞に、「親和雪灯りを楽しむ会」が選ばれ、他6点が受賞した。
山城検討委員長は、「素晴らしい会場で、伊藤整ゆかりの地の塩谷地区の気合いが伝わる。地域の人が協力し、コミュニティがあり、同イベントのコンセプトに合い、参考にする部分が多い。他の町内会も手本にしてもらい」と評価した。
開催10年目となる同会場は、小樽市塩谷地区の親和町会(能登征一会長)のメンバー宮尾昭夫さん宅の庭で、同町会の有志が、1月の新年会後から日曜日ごとに準備を進め、開催3日前から集中的に準備し完成させている。9日(日)だけの開催で”1日だけ花を咲かせたい”と、あかりの路会場には指定されていない。今回は、桜をテーマに、約1,300の灯を点灯し、アイスキャンドルや、庭の木の枝に灯を灯した紙コップを吊し、ふくろうのオブジェ15体が会場を演出した。
能登会長は、「10年間連続して賞を受賞している。今回はとても良い賞をもらい喜んでいる。風が当たらない場所を探し、現在の場所を選んだり、オブジェを見に行ったり、工夫や努力を重ねてきた。町会の仲間が協力し合い、みんなで楽しみ、喜んでもらいえればと思う。他の町内会から見に来たり、沢山の人が訪れている」と話した。
受賞作品は、近日中にHPで発表し、ゴールデンウイーク前後に運河プラザや市役所渡り廊下で展示する予定。
◎小樽雪あかり路HP