第12回楽画展 樽工OBと在校生の合同展


rakugakikaiten.jpg 小樽工業高校卒業生OB会と同校在校生の合同展「楽画会展(らくがきかいてん)」が、3月19日(水)から23日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。主催は小樽工業高校美術部OB会。
 毎年、春のこの時期に開催している同展では、樽工OB10名とその家族、美術部員の樽工在校生7名と顧問の21名の油彩・水彩・イラスト・コンピューターグラフィクス・立体の41作品を展示している。
 同校美術部(敦賀英勝顧問)には、今年度3月に卒業した8名と1年生の9名が在籍していた。この作品展では、3年生6名と1年生1人の高文連に出展した作品やこの作品展に合わせて制作した力作が並んでいる。
rakugakikaiten1.jpg 高文連に出展したF30号サイズの油彩作品が、会場を華やかにしており、城の立体作品は、高文連で全道大会へ出展された作品。他には、特殊な技法の転写作品や鉛筆画など、独創的な作品が多い。
 南良汰君(3年)は、ブルーの海中に迫力ある鯨を描いた「大海原」を出展。この作品は、昨年の高文連に出展し、奨励賞を受賞した思い出の作品。生き物をテーマに描いた作品が多く、何を描こうか考える時、描くものが決まらない時は、季節から連想することが多く、その時の季節が夏だったため、海に泳ぐ鯨を描いたという。
 南君は、「土田さんの作品をはじめ、OBの作品は、表現力に違いがあり、経験の差を感じ、描き慣れた作品が多い。現役高校生からOBまで幅広い世代の作品を展示し、楽しめる作品展だと思う」とPRした。
 一方、OBの作品は、油彩や水彩・パステル・色鉛筆の得意な分野で作品を出展。銭函海岸、夕映えに染まる高島弁天島、金融資料館など小樽の風景を描いた作品などを展示し、来場者の目を楽しませていた。
 市内在住の70代男性は、「写実的な絵が好きで、南君の”大海原”は青い海の色も綺麗で好きな色だ」と話した。
 第12回楽画会展 3月19日(水)〜23日(日)9:30〜17:00(最終日〜15:00)
市立小樽美術館(色内1-9-5)1階多目的ギャラリー 入場無料
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