運河の倉庫群照らす30基のライト 春の点検完了

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canallighttest1.jpg 30基のライトが、小樽運河浅草橋から中央橋までの倉庫群を照らし、ノスタルジックな景観を醸し出し、訪れる観光客に、小樽らしい雰囲気を強く印象付けている。
 その仕掛け人の株式会社ステージプランニング・KATUMI(花園1)では、小樽市からライトの点検作業を委託され、年3回行っている。今年度最後となる3回目が、3月27日(木)午後から、春の観光シーズンへ向けて、同社勝見昭二取締役を含む3名で行われた。
 倉庫群のライトアップは、ウインターフェスティバルが運河で開催されることになった1988(昭和63)年に、山本信彦氏(小樽倉庫株式会社社長)の案がきっかけで始まった。その後、管理が同社に委託され、通年のライトアップとなり、今では、なくてはならない運河の夜景を作り出している。
 青空が広がり最高気温9℃(15:00現在)と暖かい春の日差しの中、中央橋からボートを出し、作業員が乗船してライトのメンテナンスを行った。電路の絶縁・漏電検査や切れた電球の交換・角度調節を中心に作業が進められた。
canallighttest2.jpg ボートに乗った作業員は、30個のライトを次々と点検。根元から折れたライト1基を撤去、切れた電球6個を取り替え、ライトのガラス部分を清掃した。夕方までにはすべてのライトを点検し、暗くなってからライトの角度を調節した。
 18:00にガス灯と同時にライトも点灯。直接倉庫群に当たるライトアップ具合を、散策路から勝見氏が1つ1つ確認して、ボートに乗船した2名の作業員に指示を出し、作業員がライトの角度を微調整した。無事にライトアップの点検が終了し、眩しいライトが運河の倉庫群を一層浮かび上がらせていた。
 勝見氏は、「普通のライトアップと違い、建物の大きさやライトを当てる場所がそれぞれに違い、その建物にあったライトアップを心がけている。ライトの角度や間隔がすべて違い、影を出し立体感を出している。浅草橋から散策した時と中央橋から散策した時と、ライトによって見える印象が違う。観光シーズンへ向け点検作業は重要」と話した。
 一方、雪もすっかりなくなり春らしくなった浅草橋では、多くの観光客が訪れ、運河をバックに写真撮影をしていた。おたる案内人の大井厚夫さんや人力車の俥夫さん、観光案内所など、浅草橋で働く人々がおもてなしの心で、冬の間に積もった雪割りや滑り止めにまいた大量の砂の清掃を積極的に行っていた。