夢二亭(旧塩田別邸・入船2)では、子育て中の母親にも利用できるように、2014(平成26)年3月から、客室を改造してキッズルームを新設した。
そのキッズルームを利用して、3月29日(土)10:00から、おたるべびーまっさーじくらぶ(龍滝智佳代表)主催の「ベビーマッサージ体験会」を開催。生後3ヶ月から6ヶ月の赤ちゃん連れの親子4組が参加した。
夢二亭を運営する株式会社ジェネシスの清水裕貴工事課主任は、子育てを支援するイベントにボランティアで参加するうち、同店舗にキッズルームがあれば、子育て中の母親にも気兼ねなく外出できると考え、龍滝代表などから意見を取り入れ新設した。
従来の客室のフローリングに絨毯を敷き、壁にはDVDモニターを設置。ストーブの回りを金網で囲み、障子紙やガラスの扉をプラスチックに取り替えた。また、トイレには、おむつ交換ができるベビーベットを設置。
キッズルームは、6畳と10畳の2室があり、仕切りを開放して1室でも利用できる。
清水氏は、「食事をゆっくりできるように、子育て中のお母さんをはじめ、幅広い年代の方にも利用していただきたい。さまざまな用途で、会合や生花教室等にも使用できる」と話した。
キッズルーム使用には事前に予約が必要。2名からケーキセット700円(税別)以上の注文で、部屋代無料で利用可能。
4月1日からは、新メニュー「夢(ゆめ)バー夢(む)」(バームクーヘンとコーヒーセット)800円(税別)を販売。表面がパリパリしたバームクーヘンで、本来の甘さを生かしたスイーツ。持ち帰りも可能。
今回開かれたベビーマッサージ教室は、同くらぶのベビーマッサージ講師1名が、人形を使ってマッサージ方法を説明。参加者は、足・もも・腹・尻・胸などのマッサージ方法を学び、子どもに実践した。
抵抗力や免疫力を高め、皮膚や呼吸器を丈夫にするなどのマッサージの効果とともに、マッサージを行うタイミングやしてはいけない時についても学んだ。また、脳神経の発達や精神的効果で、親子の絆を深め、情緒が安定するという。
参加した母親は、「ベビーマッサージってどんなものか分からなかった。詳しく教わり参考になった。家に帰ってからも試してみたい。今後は食事も利用したい」と話した。
夢二亭は、洋風を取り入れた北陸地方の建築様式の建物で、母屋は明治42年頃建築した木造平屋1部2階建て。小樽市歴史的建造物に指定され、平成3年都市景観賞を受賞している。平成23年にイベントが開けるようにホールを設置するなどリニューアルオープンした。
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