小樽商大翔楽舞 YOSAKOI演舞を猛練習中


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 小樽商科大学翔楽舞(明歩谷紗季代表)では、今年度の新しい演舞「彩囃子」を創作し、YOSAKOIソーラン祭りに向けて、猛練習が始まった。初披露は、花園銀座商店街で5月22日から24日開催の「おたる春祭り」を予定している。
 4月25日(金)16:00から、同大学多目的ホールで、1年生中心に集まり、熱心に練習に励んでいた。同ホールや稲穂小学校体育館、色内埠頭公園を練習場所に、水曜日以外は毎日練習に励んでいる。
 新入生63名が新たに加わり、総勢約170名と過去最多の部員数。そのうちの163名が本選やイベント等で演舞に参加する。
 同会は、2007(平成19)年7月に設立し、翌年2008(平成20)年から、YOSAKOIソーラン祭りに出場。定番の「よっちょれ」をはじめ、創作した演舞を披露し、感動を与えている。2009(平成21)年のセミファイナル進出9位が最高成績。今年こそは、ファイナルステージ進出を成し遂げたいところだ。
 7作品目となる演舞「彩囃子」は、演舞制作チーム「翔」の23名が、小樽の活気を演舞のテーマとし、チームのシンボルとなる音響や口上(演舞を言葉で表現)を行う人を乗せる装飾したトラックの地方車(じかたしゃ)や、衣装など、あらゆるところで小樽をイメージし、学生やOB・OGの協力を得て創作した。
 ”彩り”は、小樽の活気を意味し、ひとりひとりの色が集まり鮮やかな様子でを表現し、”囃子は、引き立てる意味。小樽の街の活気は、頑張りによって引き立てられ、支えられていると、「彩囃子」とした。
 翔リーダーの佐々木育美さん(3年)は、「各パートに分かれ、商店街・運河・潮まつりに焦点をあて、みんなが楽しくなれるよう工夫をしテーマに繋げた」と話した。
 曲は8割程度、振付けは7割完成。また、地方車は、今と昔の運河と花火の景色をベニヤ板に描き装飾する。下書きが終わった段階。衣装も新調し、小樽市の花”つつじ”があしらわれ、着るのが楽しく、見る方も綺麗に見える衣装。男子はハチマキ、女子には髪飾りをつけ、ぐっと演舞を引き立たる。
 今回の見せ場は、漁師町小樽にぴったりの北海道の漁師が昔ニシンを獲る時に歌った労働歌「ソーラン節」を演舞最初に歌う。他チームは、演舞半ばに歌うことが多い。5月4日から滝野(札幌市)の合宿で、みんなの歌声を録音する予定。
 また、男女が分かれて踊る男女振りでは、女子のしなやかさと男子の力強さを踊りで表現する。最近では、ダンスコンテストのような踊りが多く、同会では、本来のYOSAKOIソーラン踊りを生かした、ルールを守った演舞を披露している所も見所のひとつだという。

 同会大野匠太さん(3年)は、「市民やOB・OGに支えられ、学生手作りの演舞を完成させ、20歳の若さを見てもらいたい。演舞を通じて、小樽の活性化に繋げ、札幌の会場でも小樽を感じられるような踊りを披露し、元気や感動を届けたい」と意気込みを語った。
 今後の予定は、5月24日に花園銀座商店街の「おたる春祭り」で、梁川通りを出発し、都通商店街ーサンモール商店街ー花園銀座商店街までパレードを行ない、迫力ある演舞を間近で市民に披露する。6月7日のYOSAKOIソーラン祭りには、大通りステージとパレードで全力で踊る様子を楽しむことができる。
 翔楽舞HP