小樽道新文化センターで絵画を学ぶ8名と講師の三宅悟氏の、はじめての絵画展「リンゴの会展」が、4月2日(水)から5日(土)まで、北海道新聞小樽支社(稲穂2)1階オアシスを会場に開かれる。油彩2点と水彩14点の16点を展示。
同会員は、毎週土曜日午前中の2時間、三宅氏が講師を務め、絵画を学んでいる。20年以上も続けている会員や入会半年の会員などさまざま。三宅氏が、「人に見せることが続ける原動力となり、勉強になる」と絵画展開催を勧め、第1回目の開催となった。
初心を忘れずに、対象物をしっかりと見つめ、絵の楽しさを持ち続けたいと「リンゴの会」と名づけた。同じ絵画教室で学ぶ8人ではあるが、出展した絵は、同じ画題の絵がひとつもなく、それぞれ自分らしさのある作品を出展する。
三宅氏は、「特に教えるというより、それぞれに個性があり、一緒に描いているという感覚。サイズも自由で、絵を楽しみながらくつろいでもらいたい」とPRした。
会場名の”オアシス”のごとく、くつろげるように、テーブルクロスを敷いたり、花を飾ったりと、会場を演出した。
画歴20年以上の水内雪江さんは、「みんなを1つの傾向にまとめようとはせず、好みを生かした指導をされてきた。1つに束ねようとしていないところがこの会の特徴。仕事や子育てが終わり、時間ができて何かしようと思ったら、絵を一緒に描きませんか?新しい会員から学ぶことも多い。絵を描くことにより、綺麗な物に気づく楽しみがあったり、絵を始めてみたくなる絵画展」と話した。
入会半年の茅森廣子さんは、静物(野菜)の油絵を出展し、「仕事が終わり時間ができ、通信教育で絵を学んでいたが、習いたくて入会した。楽しみながら描いている」と笑顔で話した。
旧手宮線からの風景や美術館前の塀の紅葉、大好きな風景と庭で育てたエンゼルトランペットを合わせた作品や愛犬の絵など、作品には作者のコメントが添えられ、見る人により一層印象づけている。
リンゴの会展 4月2日(水)〜5日(土)10:00〜16:00(最終日15:00まで)
北海道新聞小樽支社(稲穂2)1階オアシス