静物や風景に癒される! どんぐり会水彩画展


dongurikai1.jpg 小樽市老荘大学水彩画科で学ぶ受講生26名と講師1名の49作品を展示する「第37回どんぐり会水彩画展」が、4月9日(水)から13日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1と多目的ギャラリーで開かれている。
 同会は、どんぐりの背比べという意味から「どんぐり会」と名付けた。展示会は、60歳以上の市民を対象に開講している、老荘大学の水彩画科1と水彩科2の平均年齢75歳の受講生が、一堂に1年間の集大成を発表する場となっている。
 同教室の昨年度受講生は40名で、福祉センターと日赤センターに分かれ、週に2回、9:30から11:30まで水彩画を学んでいる。天気の良い日は写生会へ出かけ、小樽運河や宏楽園(朝里川温泉)、手宮公園や小樽公園の風景画を描いている。
 また、バスで写生会へでかけることもあり、充実した教室内容となっている。今回の作品展には出展していないが、最高齢となる92歳の受講生も元気に水彩画を学んでいる。
 
dongurikai2.jpg 会場では、4号から20号サイズの受講生力作の水彩画と、藤田勇一講師の風景画2点を含め49点を展示している。教室で学んだ野菜や果物、花の静物をはじめ、自宅で製作した好きな絵を出展している。絵を描いたことがなくても、絵を習いたい気持ちがあれば、誰でも気軽に参加でき、日々上達していくという。
 どんぐり会・佐々木文彦副代表は、「モットーは、絵の具を沢山使い物を描く。若さや健康を保ち、楽しんで参加している。水彩画は、費用もさほどかからず、会員和気あいあいと楽しめる。会員の作品を、この機会に是非見てもらいたい。一緒に絵を描きましょう」と話した。
 
 60代後半から水彩画を始めた奥村佳似さんは、「いつか自分で描いた絵を額に入れ、家に飾りたいと長年の夢を持ち入会し、現在も続けている。今回の作品は、淡い色使いやバックにも工夫し仕上げた。額やマットにも気を使っている」と話した。
 どんぐり会水彩画展 4月9日(水)〜13日(日)10:00〜17:00(最終日16:00まで)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1・多目的ギャラリー、入場無料