市長記者会見 新観光船をPR 23日からカジノ視察


 中松義治小樽市長は、4月22日(火)11:00から、市役所(花園2)本館市長応接室で、定例記者会見を開いた。
 会見項目は、「新海上観光船”あおばと”の就航について」と「観光キャンペーン実施について」の2項目。
 4月20日(日)に、新海上観光船の試乗会が開かれ、中松市長は乗り心地を体験し「スマートですばらしい観光船」と話した。
0422mayer.jpg 「本市の海上観光船は、昭和50年に開設し、これまで32年に渡り、多くの皆さんに祝津やオタモイの絶景を楽しんでもらった。海上観光は、小樽観光の目玉となり、株式会社小樽観光振興公社(山田厚代表取締役)に対して、市から1億3,000万円の出資金で建造した。同船は、最新のテクノロジーを導入し、居住性・安全性が向上し、スピードも増した。高齢者や体の不自由な人にも安心して楽しめるようバリアフリーに配慮した。オタモイコースでは、従来より約20分短縮したことにより、多くの観光客が楽しんでもらえるようになった。小樽観光の魅力として充分活躍することを期待する」と述べた。
 「観光キャンペーン実施について」では、「小樽市と小樽観光協会とが組織する国内外観光客誘致実行委員会が、21日から25日までの期間、大阪・東京において、小樽観光を売り込む観光キャンペーンを実施している。大阪市内の旅行会社を2日間で約60社訪問し、23日は、大阪東急インホテルで、大阪府内の旅行企画担当者30名にオルゴールやガラス制作体験実演や新たな魅力を説明する。24日・25日は、東京の旅行会社約30社を訪問し、昨年開催の小樽クルーズセミナーに参加の旅行会社等を訪問し、小樽への観光客誘致へ向け積極的に行う。常に、情報を発信することが重要となり、観光シーズンを迎える今の時期に効果的なPRを行いたい。キャンペーンには、小樽観光協会を中心とする11名と小樽市から観光振興室長が参加している」と説明した。
 中松市長は、23日(水)から、苫小牧市長や道の担当者と一緒に、韓国・済州島(チェジュド)などを訪問し、現地のカジノを視察する。
 高橋はるみ知事が旅客船沈没事故で見送る中、出発する中松市長の視察の意義やねらいは、「韓国では、カジノができる場所が17ヶ所あると聞いているが、そのうち、江原道(カンウォンド)にあるカジノ等を訪問し見てきたい。小樽のIRの推進に役立つかどうか良く見たい。残念な事故があり、知事が取り止めたのは、IR問題だけではなく、友好協定の件でも行くはずだったが、時期をずらしてほしいとなったため視察を中止した。客船の事故の報道が続いているが、直接、視察には問題がなく、道のIRの視察スタッフと一緒に見てきたい」と答えた。
 今のこの時期の視察は重要かについては、「韓国の2ヶ所のカジノ施設に行ったことがあるが、カジノによる依存症についても視察したい」と答えた。
 4月29日で任期満了まで1年となるが進退については、「支援してくれている組織、団体、後援会と良く相談しなければならない。病気をしたり、足が痛くて立てなかったりと体調に支障があり、市政運営ができないことは本意ではない。多くの方に迷惑をかけることになる。慎重に判断したい。支援してくれる組織、団体の他、担当医と相談して、しかるべき時期に表明したい」と答えた。
 次回は、5月27日(火)11:00を予定している。