水族館40周年記念 "サメ"の特別展26日から


 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)では、4月26日(土)から11月30日(日)まで、「海の王者 鮫」を開催する。
 1974(昭和49)年7月に、現在の場所で開館してから今年で40周年を迎える。それを記念して、以前から鮫の調査を続ける中、新たな発見や生態など面白いことが分かり、それをもとに、鮫をテーマにした特別展を開催する。
 展示場所は、亀の水槽前から始まり、パノラマ水槽前、ネズミイルカの水槽手前まで。
aqua-same.jpg 1800万年から150万年前に生息したと言われるムカシオオホホジロザメの高さ1.9mの顎の骨のレプリカでは、記念撮影や触れることができ注目が集まる。推定体長13〜20mもあり、ホホジロザメの祖先と言われ、大きさを体感できる。
 実物の剥製から型取りした4.5mのホホジロザメのレプリカを天井から吊るし、特別展をアピールする。
 イタチザメやアオザメの顎骨の標本や、今年宮城県気仙沼で捕獲し完成したばかりのネズミザメの剥製(体長2.15m)も展示。他の標本では、ジンベイザメの子どもや世界最小と言われる体長20cmのツラナガコビトザメ、深海に生息するミツクリザメ、ウナギザメと呼ばれるラブカなどの種類を展示。
 生体では、イヌザメ、マーブルキャットシャーク、ネコザメ、海底を這うように歩く姿が人気のエパウレットシャークやノコギリザメ、鮫と名の付く鮫ではない鮫のサカタザメ、ウチワザメ、コバンザメを8種類展示する予定。
 北海道に生息する鮫についてや日本国内で見られる鮫類の紹介、鮫の捕食シーンの映像も上映している。合わせて、サメ皮製品(財布・ハンドバック)、食品(フカヒレ・乾燥肉・骨)など、鮫に関連するサメグッズも展示し、盛り沢山の鮫を体験できる機会となる。
 なお、ゴールデンウイーク中は、開館時間を8:00〜18:00と延長し、ショータイムも回数を増やし、多くの来場者に楽しんでもらえるよう対応している。5月5日(月)の子どもの日は、小学生以下入館無料となっている。
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