春本番を告げる桜(ソメイヨシノ)の開花が、小樽でも始まった。
札幌管区気象台は、4月29日(火)、「札幌で桜の開花を観測しました」と発表した。これは、同気象台の構内にある標本木のソメイヨシノの開花観測で、「今年の桜の開花は平年(5月3日)に比べて4日早くなりました。また、昨年(5月13日)に比べて14日早い開花です。満開となるのは3日~4日後になることが多いです」とした。
小樽には地方気象台がなく、標高25mの勝納町に気象データを自動的に記録する気象観測所があるだけなので、職員が目で見た桜の開花日が、観測記録されることがない。このため、小樽の桜の開花日は、札幌の開花日に準じている。
GWの4月29日の小樽市内の桜の開花の標本木と目されている小樽警察署構内のソメイヨシノは、数本の枝に開花した桜花が、快晴の青空に映えていた。ソメイヨシノの開花とともに、やっと長かった冬に別れを告げ、本格的な春本番を迎えた。
小樽の観光名所の小樽運河の温度計は、14:20に20.5℃を示していた。快晴の下、観光バスが次々に乗り入れ、駐車場への順番待ちの大型バスが、運河沿いの道路に並んでいた。観光客達は、堺町通りなどに繰り出し、土産物店などを覗いていた。
ソメイヨシノの開花で、この3~4日で満開を迎えることになり、今週末から5月にかけ、市内の桜名所は、市民の桜見物で賑わうことになる。
◎札幌管区気象台〜桜の開花など