運動会で速く走りたい! かけっこ教室開催

 小樽陸上競技協会(堤正和会長)では、5月25日(日)9:30から、手宮陸上競技場で市内小学生を対象に、走り方を指導する「かけっこ教室」を開いた。
 週末には、運動会を予定している小学校が多く、走り方の基本を指導しようと企画。小学校へ案内を配布したところ、予想を上回る申込みがあり、市内の小学校1年生から6年生までの240名が参加した。
kakekkoschool.jpg 各学年ごとに7つのグループに分け、陸上を指導する中学・高校の教員16名が、速く走るポイントを分かりやすく指導した。
 同教室開始に先立ち堤会長は、「陸上教室日和となった。大変多くの子ども達が集まり、かけっこが好きな小学生が多いと感じた。今週、来週には運動会がある。今日、教室に参加して、足が速くなるよう期待している。目標を持ってがんばってもらいたい。北海道陸上競技協会では、東京オリンピックに向けて、キッズアスリートプロジェクトの事業を展開し、小学生・中学生の普及に力を入れている。小樽陸協でも少しでも陸上に強い選手を育てたいと初めて開催した。元気に頑張ってください」と挨拶した。
 全天候型の広々とした本格的な競技場の中で、7つのグループに分かれ、各学年に合わせた指導が進められ、トラックを実際に走るなどの指導を受けた。
 低学年の参加者が多く、初めての運動会を迎える1年生グループでは、不安な面持ちで50名が参加した。

 1年生は、スタンディングスタートがほとんどで、スタート姿勢の指導が行われた。背筋を真っ直ぐ伸ばし、腕の振り方などのポイントを説明し、手本を見せた。参加者は、説明を聞いた後、注意しながら走って見せた。2時間ほど練習で心地よい汗をかいていた。
 観客席には、多くの保護者がその様子を見守っていた。1年生の女の子を持つ母親は、「学校から案内をもらい、リレーの選手に選ばれなかったので、速く走れるようになりたいと自分から参加を希望した。親の話より先生の話の方が良く聞くと思うのでありがたい。今週末、初めての運動会がある」と話した。
 教室に参加した稲穂小学校2年生の金子夢來さんは、「ジャンプしたり、スキップしたり楽しかった。運動会で頑張れそう」と話した。
 堤会長は、「運動会直前の教室となり成果を期待している。今後は、継続して行ないたい」と話した。
 市内小学校では、今週末から本格的な運動会シーズンを迎える。
 小樽後志陸上競技協会HP