GWに桜満開 市内各所に花見客

 小樽市内の桜は、GW中に満開となり、5月6日(火・祝)には、朝から桜を楽しむ市民や観光客が繰り出した。
 手宮公園では、690本ほどあるエゾヤマザクラやソメイヨシノが満開を迎え、花見客が公園内を散策し、写真愛好家らは、桜の撮影に精を出し、スマートフォンなどで撮影する人など様々なスタイルで桜を楽しんでいた。

 隣接する手宮緑化植物園では、駐車場は満車の状態が続き、桜を楽しむ人々で溢れた。緑の相談所の職員は、「満開となったのは、4日頃からで、今週一杯は楽しめると思う。これから、ヤエザクラが、今週末には咲き始め、14、15日頃まで楽しむことができる。GW中は、多くの花見客で賑わっている」と話した。
 小樽市総合博物館(手宮1)でも、構内の30本ほどある桜が満開となり、アイアンホース号からの眺めを楽しむ乗客も多かった。GW中のアイアンホース号の乗客は5,000人を超え、ピークとなった子ども日の5日は、乗車を待つ長蛇の列ができ、11:00と13:00に臨時便を出し、祝日4回の便を6回に増やして対応した。天候にも恵まれ多くの家族連れが来場していた。

 また、同館構内の貯水槽(国指定重要文化財)の桜は、機関車庫の裏手にあるため、目立たないが、知る人ぞ知る隠れ桜だ。貯水槽は、明治末期から大正初期に竣工し、蒸気機関車に給水する水を貯えた施設。どっしりとた桜の木には、沢山の花が咲き誇り、まさに見頃を迎えている。
 現在休館中の旧日本郵船株式会社小樽支店前の運河公園(色内3)の桜も満開。ブランコや赤い靴親子像の周りに咲いている。桜の木の下で、シートを敷いて花見をする団体の姿が見られ、公園内のベンチで腰を下ろす家族連れなど、連休の最後を過ごしていた。
 水天宮(相生町)や長橋の線路脇にある公園など、市内各所の桜がGW中に満開となった。