小樽市が1億3,000万円を出資して建造された小樽観光振興公社所属の新観光船「あおばと」(19トン)が、営業運航をGWからスタートさせたが、5月6日(火・祝)、観光客45人を乗せ、オタモイ海岸を遊覧中に、通称・地蔵岩付近で座礁し、11人が負傷したことが分かった。
小樽海上保安部の調査結果によると、「観光船『あおばと』は、本日午前11時00分、乗客45名、乗組員3名を乗せ、小樽港を出港し、小樽市オタモイ海岸遊覧中のところ、午前11時48分ころ(推定)、同海域の岩場に座礁した。その後、株式会社小樽観光振興公社から小樽海上保安部に救助要請があったが、その後、同船は自力で離礁し、現場へ急行した当部所属巡視艇『やぐるま』が伴走警戒にあたり、午後零時31分小樽港定係地に入港着岸した。現在、小樽港マリーナ(小樽市築港)にて上架し、損傷程度調査中」とした。
事故船舶「あおばと」は、総トン数19トン・全長19m・全幅4.5m、乗組員数3名、乗客数45名(大人40名、子供5名)。船舶所有者:株式会社小樽観光振興公社(山田厚代表取締役)。船長は田口松次船長(74)。
乗客の怪我等の状況は、負傷者の人数:男性3名、女性8名(計11名)、子供なし。怪我の程度:頸椎捻挫(全治2週間)2名のほか、右肘挫傷(全治1週間)、右胸部打撲(全治3日)、その他、腕等の打撲数名の負傷者が発生した。
事故当時の気象:南南西の風4メートル、曇り、海上平穏、気温14℃。
小樽海上保安部では、6日午後5時15分に、以上の最終報を発表した。
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