北海道コカ・コーラボトリング株式会社(本社/札幌清田区・佐々木康行代表取締役社長)では、市立小樽図書館(花園5・野口陽一館長)正面玄関前に設置している、清涼飲料水の自動販売機の売上金の一部を、人気のある図書24冊に替え、同館へ寄贈した。
その贈呈式が、5月7日(水)13:30から、同館2階会議室で開かれ、同社小樽事業所・和田徳昭所長から、野口館長へ目録が手渡された。
この取組みは、2010(平成22)年6月から始まり、小樽市生涯学習の拠点のひとつである図書館が、より活力ある図書館となり、利用者が満足できるものとなることを目指している。
同社から、自動販売機内の1本の売上につき、10円を寄贈され、平成25年度売上本数の合計により、40,150円の図書寄贈の申し出があった。
これを受けて、同館司書が、話題の本や人気の本から新刊書24冊を選定した。その中には、40人待ちの人気となっている、今年度の本屋大賞を受賞した和田竜著「村上海賊の娘 上・下」も含まれている。
また、朝の連続テレビ小説「花子とアン」に関係する「アンを抱きしめて」や「赤毛のアンと花子」などもある。
今回で4回目となり、寄付金額累計178,230円、購入冊数は124冊となった。
和田所長は、「当社は、小樽市民や小樽を訪れる観光客に支えられている。昨年度、50周年を迎え、今後とも皆さんになにができるか考えながら、図書の寄贈をはじめ、観光などいろいろな場面で役立ちたいと思う」と挨拶。
野口館長は、「社会への貢献事業の一環として、図書館に支援いだたき感謝している。財政状況が厳しく、図書の購入予算は低く見積もられている。昨年よりは若干増額したが、まだ他市に比べ、人口1人当りの購入費としては多いとは言えない。今回の寄附は、大変ありがたく感謝している。図書の貸出の他に、調べたい物の答えが分かるような図書館を目指して活動している。その役割を充分果たすためには、さらに蔵書を充実させる必要があると考える。今後とも市民に愛される図書館となるよう努力したい」とお礼の言葉を述べた。
寄贈の本は、新刊コーナーに置かれ、また、同館HPでも紹介。本日7日から貸出を開始した。
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