米艦「ブルーリッジ」受入れへ!市長定例記者会見


 中松義治小樽市長は、6月27日(金)11:00から、市役所(花園2)市長応接室で、定例記者会見を開き、28日(土)入港の小樽発着のサン・プリンセスについて、再開する観光船「あおばと」、カジノ法案が国会で審議入りしたこと、市の加速する人口減、米国艦船「ブルーリッジ」についての考えを述べた。
 市長は、「明日いよいよサン・プリンセスが、北海道周遊クルーズで小樽に入港する。就航記念式典に参加し、最初の寄港地の函館まで乗船する。第1回目は1,000人を超える乗客(定員2,000人)で、乗客と一緒に旅を楽しみたいと思う」と話した。
0627mayer.jpg 今シーズン新造した観光船「あおばと」は、今年5月に座礁事故を起こし運休していたが、7月1日(火)から運行を再開する。
 安全運行に対する考えや観光シーズンへの期待について
 市長は、「このような事故が起きてしまい大変残念に思う。事故の再発防止に向けて、強く話をした。北海道運輸局からも厳しい改善命令等が出され、実際に乗船した。当社としても改善策を検討し、本格的な観光シーズンに入り、小樽にとっての海上観光は大事なことだと思っている。ルールから越脱することのないように、安心して楽しめる運行をしてもらいたい」と話した。
 6月18日国会でのカジノ法案の審議入りについて
 市長は、「できれば早く、どういった形で法案ができるか示してもらいたい。2020年のオリンピックまでには実施したい考えがあるようなので、ゆっくりした時間はないと思う」と回答した。
 歯止めがかからない市の人口減について
 市長は、「5月末の人口は12万6,000人となり、かなり減少率が高い。問題は、生まれてくる子どもが少ないことにある。5月末の高齢化率も35.08%となり、日本全体でいうと24.8%で、小樽の高齢化率が高い。また、出生数は、平成11年から1,000人を切り、平成24年度は647人しか誕生しておらず、自然減と社会減を合わせると、昨年度からの小樽市の人口減少数は2,206人となり、人口問題は重要。検討会議を立ち上げながら、人口減に歯止めをかけるにはどうしたらよいか議論していきたい」と答えた。
 米艦ブルーリッジの7月18日小樽港入港の要請について
 市長は、「小樽港は商業港であり、好ましいこととは思わない。安全面でも懸念している。しかし、小樽市が示す3つの判断基準があり、それが可能であれば受け入れざるを得ない」と答えた。
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