オタリアショーの"とも"高齢のため引退 おたる水族館

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 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)の人気のショーのひとつ、オタリアのショーで長年活躍していた”とも”が、6月1日(日)、13:00のショーを最後に引退し、大勢の観客から温かい拍手で見送られた。
 ともは、メスのオタリア27歳で、人間では70〜80歳もの年齢に相当する。1987(昭和62)年におたる水族館へ来て、1989(平成1)年からショーに参加していた。
 同館イルカスタジアムで開かれるセイウチ、オタリアやイルカのショーを目当てに来館する人も多く、連日人気を集めている。
aqua-tomo.jpg この日も、休日とあって立ち見客が出るほどの大勢の観客を前に、5月31日に、満5歳の誕生日を迎えたセイウチの”ツララ”の愛嬌のあるショーの後、ともが25年に渡り活躍し続けたオタリアのショーが始まった。体調を考慮して、ともは出演せず、仲間のオタリア3頭が元気にショーをこなしていた。イルカの迫力あるショーと続き、観客を魅了した。
 感動止まぬ会場で、飼育係から、ともの引退を知らせるアナウンスが流れ、トレーナーと一緒に登場。5月16日以降、ショーには出ておらず、久しぶりに元気な姿を見せ、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
 オタリアのショーは、2つのパターンがあり、算数や音楽・体育の授業を行う学校のショーとオタリアの泳ぐ・歩くなど身体能力を紹介するショーがある。
 ともは、3頭の仲間と一緒に、学校のショーに出演し、活躍していた。また、何人ものトレーナーを育ててくれたベテランでもあった。
 最近では、高齢のため、動きがかなり遅くなり、他のオタリアと揃わなくなり、引退を決定した。ともの今後は、運動不足を解消するために、プールでトレーニングをしながら、余生を過ごす予定。オタリアショーには、現在5頭のメスが交代で出演しているため、ともが引退しても、通常通りショーを続けていく。
 2年前から、とものトレーナーを務める勝見智さんは、「筋肉が衰え固くなって、やりにくかったことを、お客さんへ感じさせないように工夫してきたが、それも厳しいかと思った。ショー以外でも、ともの大きな魅力を見てもらえると思うので、お客さんには、足を運んでもらいたい。ショーを引退しても、別れるわけではないので、今まで通り接し、余生を楽しんでもらいたい」と話した。
 苫小牧から家族3人で来館した千葉さんは、「”とも”をショーで見れなくなるのは残念。他のショーは、訓練の成果を感じ涙しそうになった」と話した。
 おたる水族館HP