運河プラザに咲く! アートフラワー作品展


miyukiartflower2.jpg 深雪アートフラワーを学ぶ生徒12名の「第23回遠田絢子教室作品展」が、6月4日(水)から8日(日)まで運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開かれ、来場者の目を楽しませている。
 同作品展は、自宅教室と道新文化センターの60代〜70代の生徒12名と遠田氏も自ら作品を出展し、約90点の作品を展示している。
 深雪アートフラワーの特徴は、自然の色彩で花びらが落ちそうなほど、本物に近い作品づくりを心がけている。
 会場には、造花とは思えない花々が咲き、華やかな雰囲気となった。札幌などからも訪れる多くの来場者で賑わい、気に入った作品を購入することもでき、花瓶に挿された花々が徐々に減っていった。miyukiartflower1.jpg
 遠田氏は、アートフラワーを始めて今年で38年目となり、生徒も30年以上続けている人が多い。続けることが大切で、無理のないように教室に通うことが長続きの秘訣だという。
 アートフラワーは、白い布(絹・木綿など)を花びらの形に切り、想う色に染める。コテを使い、くぼませたりし、裏面にワイヤーを張り、一片の花びらを作る。細かく根気のいる作業。会員は、日頃からこのアート展を目標に、花の色を合わせて作り、それぞれの作品にして展示し、見てもらうことを楽しみにしている。
 みんなで力を合わせ製作した今回の共同作品のテーマは”ガーデニング”で、アイリス・ポリジ・ギボウシ・ゼラニウム・ペニチュア・バラなど、ガーデングの定番となる花々を床の上に咲かせ、庭を散歩しているイメージで鑑賞できるように展示している。
 遠田氏の作品は、1年前からこの作品展のために準備をしている生徒に刺激を受け、大好きなバラを中心とした豪華な作品を出展。今回は、淡い色の花びらにして、優しく柔らかな雰囲気に仕上げたという。「お庭の生花を覗いて、花びらの付き方や花の構造を観察することも大事。2年に1度の作品展を意識して頑張って製作したものばかり。自然の花も良いが、会場の百花繚乱に咲く様子を、是非、多くの方に見ていただきたい」と話した。

 相澤英子さんは7年前からこれからの季節にぴったりの金魚や干支などの生き物を製作し、毎年人気を集めている。金魚は、今回も初日に完売するほどだった。他には、柿や栗、キウイ、山ぶどうなども製作。本物と区別がつかないほど細かい部分にも気を使っている。
 松橋静江さんは、ブーケを出展し注目を集めた。孫の結婚式に合わせ心を込めて製作し、プレゼントしたそうだ。会場にあるブーケは、展示用にもうひとつ作ったもの。35年間、同教室に通い、楽しみながら作品づくりを続け、ブーケは、孫や姪にもプレセントし大変喜ばれているという。一緒に来場した嫁は、「ブーケは本当に喜ばれている。会場の花々は、全部欲しいくらい素晴らしい」と笑顔で話した。
 第23回遠田絢子教室作品展 6月4日(水)〜8日(日)10:00〜18:00(最終日16:00)
 運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリー 入場無料
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