米艦"ブルーリッジ" 7/18小樽港入港を要請


 小樽市(中松義治市長)は、6月16日(火)11:30、記者会見を開き、小樽港長(小島良二小樽海上保安部長)から、小樽港湾管理者(小樽市長)へ、揚陸指揮艦「USS BLUERIDGE(ブルーリッジ・LCC-19)」(19,200トン)の小樽寄港に伴う岸壁手配の要請があったと発表した。
 小樽市産業港湾部港湾室貞原正夫参事が概要を説明。「入港予定日は7月18日(水)9:00、出港予定は22日(日)10:00までの5日間。入港目的は親善。詳しい行動予定などは把握していない。回答期限を7月4日(金)とし、検討して判断する。希望回答期限に間に合わない場合もある」としている。
kikouyousei.jpg 米国艦船「ブルーリッジ」は、アメリカ海軍の揚陸指揮艦。現在、第7艦隊旗艦として、横須賀港が母港。艦隊の指揮を取るための専用艦で、充実した指揮・通信設備を搭載している。
 全長193.6m・喫水9.1m・全幅32.9m・排水トン数19,200トン・マスト高48.5m・1日最大上陸人員82人・最大速力23ノット。直前の寄港地は横須賀。小樽港へは、2010(平成22)年2月以来の18寄港となる。同船の接岸可能な場所は、勝納ふ頭と中央ふ頭4番、港町ふ頭3番の3ヶ所となる。
 小樽港湾管理者の市の対応として迫俊哉総務部長は、「3つの判断基準を設け、1つ目は、船舶の出入港時と接岸時の安全性、2つ目は、小樽港は商業港のため、港湾業務への影響への確認、3つ目は、核兵器搭載の有無の3点。これを基に、米艦船の寄港について判断している。核兵器の搭載についての確認は、準備が整いしだい本日か明日に、外務省、在札幌米国総領事館へ文書で確認を取る予定」と説明した。
 寄港のメリットとデメリットについての質問に、「経済効果など特に意識していない。他の商船の入港が出来なくならないよう、港湾機能への影響がないように調整するのが重要」と回答した。
 「最近の米国艦船の小樽港寄港は、2013(平成25)2月に駆逐艦ラッセンが入港。現在把握している寄港状況では、昭和36年から今までに、海洋調査船14隻、砕氷船1隻を含むと75隻目となる」とした。
 ブルー・リッジ(揚陸指揮艦)
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