"ネットトラブルから子どもを守ろう" 保護者向け勉強会

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 増え続けるインターネットトラブルから子ども達を守るため、6月19日(木)10:00から、勤労女性センター(花園2)で、「子どもをネットトラブルから守ろう!」と保護者向けの勉強会が開かれ、10名が参加した。
nettrouble.jpg 勉強会を主催した「地域でつながる(てとて)」(千葉恵代表)は、平成21年に子育て中の母親達が結成し、現在会員6名。子育てに役立つ内容の講演会や外遊びを楽しむサークル活動を行っている。「てとて」という名前には、ひとりひとりが手を取り合い子育てしやすい地域にしていきたいという思いが込められている。
 今回の勉強会は、若い世代の母親に聞いてもらい、少しでもネットトラブルを防げるように勉強し、みんなで子ども達を守ろうと開かれた。
 講師には、小樽市立菁園中学校事務職員の藤平繁範氏を迎えた。同氏は、小樽市中学校情報モラル対策委員会副委員長やネットいじめ対応アドバイザーとして、小樽・後志を中心に、小中学校で、児童・生徒、保護者や教員に「情報モラル教室」を開き、昨年は64回、今年度は、1学期中に50回ほどの講演会を予定。学校や家庭での情報モラル教育の充実を図り、通信機器に関わる最新情報を発信し、積極的に活動を行っている。
 本日の勉強会では、事件や事故を未然に防ぐためにネットパトロールを行う中から、最新状況を把握し、子ども達の実態を参加者に正確に伝え、対処方法などにも触れた。
 現在、通信機器(ゲーム機・携帯音楽プレイヤー・タブレット・スマートフォンなど)が多様化し、それによるトラブルが多い。どんな機器からどんなことができ、トラブルの事例をあげて説明した。
nettrouble1.jpg その中で、スマートフォンで設定できる位置情報では、画像やツイッターから全国どこの場所から発信されているのか、詳しく知らせることができ、本人を特定するのが可能となる。住所などの個人情報までも分かってしまい、ストーカー行為や犯罪に繋がるケースがあることを伝えた。
 また、自分の動画を中継するケースが最近多く、未成年者のたばこや飲酒の様子を配信している。参加者からは、子ども達の実態を目の当たりにして、驚きの声が漏れた。
 スマートフォンを利用している母親の2歳児が、スマートフォンとの接触が、「ほぼ毎日」が22.1%を占め(2013年7月)、スマートフォンで赤ちゃんが遊べるアプリがあり、多くの母親が利用している。幼い時期からスマートフォンに接触することにより、依存性やコミュニケーションが取れなくなるのではないかと注意を呼びかけている。
 小学生のゲーム機のトラブルでは、プリペイドカードによるアイテムの交換を行ない、子ども達の間で金銭が動いている。また、IDやパスワードだけでクレジットカードが使え、無断で決済するケースが、2013年は前年の3倍にも増えている。安易にパスワードやIDを教えないように、ゲーム機を使う前に、保護者が使用制限機能を設定してから渡すようにし、親子の間でゲーム機を使用する時のルールを決めておくことも大事と説明した。
 新たなトラブルや、増え続けるトラブル、無料通信アプリ(LINEなど)での、子ども達のあまりにも多い利用時間に、参加者は不安な表情を浮かべていた。
 市内在住の加藤朋恵さんは、「昨年に引き続き話を聞いたが、その都度進んでいる印象を受けた。高校生の子どもに携帯を持たせるにあたり、ルールを決めとてもためになった。来年、小学生になる子どもがいるので、ゲーム機の話はためになったというか、恐ろしさを感じ考えさせられた。現実を知らなければと思い参加し、親が分かっていないと怖いと改めて思った。また、機会があれば参加したい」と話した。