"花のアート" 宮澤由佳指定教室作品展


 生活に根ざした花をアート作品にする「マミフラワーデザイン 十人十色展~with work shop」が、7月9日(水)から13日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1で行なわれている。
 今年で11回目となる「十人十色展」は、「So many men , So many minds.(それぞれに違っていてみんなが良い)」との意味が込められている。
mamyflower1.jpg 5月から始まった小樽市主催の平成26年度第1期はつらつ講座「楽しいフラワーデザイン」の受講生10名の作品を中心に、講師の宮澤由佳氏と同教室のアシスタント2名の作品が並ぶ。生花からドライフラワー・押し花と、幅広い素材を使ったミニブーケや壁掛け・栞・ワイヤーワークなど55点を展示し、会場は華やかな雰囲気に包まれている。
 小樽在住の宮澤氏は、1982年に華道家元池坊に入門し、1985年に教授資格を取得。1987年に、幅広いジャンルを持ち、身近な花々を演出するマミーフラワーデザインスクールに入学。その後、キャンドルマスターや押し花、ハーブ、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を取得し、講座や教室で多くの人々を指導。
mamyflower2.jpg マミフラワーデザインは、日本に創立されて52年、ウエディングなどの儀式用ディスプレイの花々や、自己表現としてのアートなど暮らしの中で楽しめるフラワーデザインと、幅広い。吸水性スポンジや剣山などを使わずに、自然素材で花を立てたり挿したりして楽しむ手法もある。マミフラワーデザインの基礎と合わせ、宮澤氏の経験から生まれた花々のアレンジを加え、多種多様に指導している。
 会場には、宮澤氏の自宅庭で咲いているハーブや花々のドライフラワー、押し花を使ったクラフトや押し花に和紙やリボンをアレンジした額など、生徒作品のミニブーケやウッドプレート、1本のワイヤーから一輪刺しを立てたり、花を挿したりと、生徒の個性を自由に生かした作品などが注目を集めている。
mamyflower3.jpg 受講生の菊池啓子さんは、「生花より押し花が気に入っている。自由に製作し、周りと見比べたり、家で考えたり、形を作っていくうちに、アイディアが浮かび楽しい」と話し、同じく濱本朝子さんは、「何か始めようと思い受講した。花について知らないことが多く、受講するたびに感動。1本の花を生けるだけだったが、部分的に切り挿したり、今ままでになかった使い方を学び、今後、生活の中に取り入れていきたい」と話した。
 同時に、13:00から有料の講習会を実施。10日と11日は押し花フレーム、12日と13日は、ダマスクローズの香り高い上質なアロマスプレー作りを行う予定。
 マミフラワーデザインスクールHP
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