小学5・6年生を対象に、市内27企業で職業体験や見学する「第4回おたるワークステーション」が、7月30日(水)の東洋水産・タンゼンテクニカルプロダクト・玉井化成の見学コースを皮切りに、8月8日(金)まで全9コースで行われている。
「おたるワークキッズ」(竹下笑子代表)が主催し、未来を担う子ども達に小樽の仕事をもっと知ってもらいたいとの思いから、2013(平成25)年1月に第1回目を開催。企業へ出向いての体験は、2013(平成25)年10月に続き2回目となる。同年12月には、ウイングベイで市内企業約40社が集まり体験会や発表会が開かれ、延べ750名が参加し関心を集めた。
今回も定員の2倍を超える応募があり、抽選の72名が参加し、小樽市ふるさとまちづくり協働事業の助成を受け実施された。
8月5日(火)では、2つのコースが実施され、YASUE(美容師の仕事)⇒中央バス(バス会社の仕事)のコースでは、竹下代表と同事務局松並るみさんが同行し、市内と余市の小学5・6年生10名が参加。美容師の仕事では、シャンプーの仕方などを体験し、昼食後の13:00から、北海道中央バス色内営業所(色内1)に集合し、バス会社の仕事を体験した。
はじめに、点呼台での仕事内容の説明後、貸切バスに乗り、朝里営業所へ移動。同所は、運行を終えたバスが集まり、点検や洗車が行われる場所で、バスの運転手さんから、バスの後部にあるエンジンやラジエーターなど必要事項の点検箇所の説明を受け、タイヤのホイールナットの緩みなどは、実際に叩いて音の違いを聞いた。
また、バス中央部のドアの下にある車イス用のスロープを引き出したり、非常口の体験や運転席に座って、後部を見るミラーが、実際にどのように見えるかを確認した。その後、バスに乗車したまま洗車機を潜り、洗車の様子を体験し、水切り棒で拭き取る作業を手伝った。
次に、安全なバスの乗り降りの仕方や、ICカードでの支払い方法などの説明と、お年寄りや体の不自由な人へ席を譲るよう指導があった。
子ども達は、「エンジンや車イス用のスロープなどを初めて見た」、「運転席にはスイッチが沢山あって大変だ」などの感想を話し、北手宮小5年の木下璃々花さんは、「運転席は狭かった。機械が沢山あって難しそうだと感じた」と話した。
竹下代表は、「小樽市の助成が決まった5月頃から準備を進め、多くの企業に協力してもらい、とてもありがたく思う。子ども達も大変喜んでいる。今後は、1月17日ウイングベイ小樽ネイチャーチャンバーで、企業体験を予定し、今回のツアーの体験を展示する予定」と話した。
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