第3回定例会9月3日開会 提出議案を発表


 小樽市は、9月3日(水)から開会する小樽市議会第3回定例会に提出予定の補正予算案や決算議案、条例案等を、8月26日(火)16:30から、迫俊哉総務部長・小山秀昭財政部長・三浦波人福祉部長らが出席し、概要を説明した。
 小樽市議会第3回定例会に提出の予定議案は、平成26年度一般会計補正予算をはじめとする補正予算議案が5件、平成25年度小樽市一般会計歳入歳出決算認定などの決算関連議案が15件、小樽市資金基金条例の一部を改正する条例案などの条例案9件、その他の報告4件、人事案件の小樽市教育委員会委員の任命についての追加予定議案があり、最終本会議に提案を予定している。
 迫総務部長は、条例案について説明した。
 小樽市資金基金条例の一部を改正する条例案(議案21)では、北海道市町村振興協会の設立35周年を記念して、防災・減災の対策を推進し経費の削減を図るために、助成金を道内市町村に交付する。これを契機に、小樽市防災・減災対策事業資金基金を新しく設置するもの。
 小樽市山林基金条例の一部を改正する条例案(議案22)では、天神3丁目の山林の一部を売却に伴い、売却後の地積を変更し、所要の改正を行う。585㎡は北海道横断自動車道のトンネルになる部分で、市から東日本高速道路株式会社NEXCOへ売却する。
 小樽市手数料条例の一部を改正する条例案(議案23)では、10月6日から、戸籍の電算化がスタートする。それに伴い、戸籍記載事項証明等についても手数料を徴収できるように改正を行う。その他、小樽市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例案や、小樽市営住宅条例の一部を改正する条例案では、オタモイG住宅の中で、昭和41年に整備された50戸の内24戸と、昭和43年度に整備された45戸の計69戸とオタモイ厚生住宅を用途廃止する。
 専決処分報告として、本年4月に所有者から、平成15年に取得された蘭島にある工場の納税通知書に、本来鉄骨作りが、鉄筋コンクリート作りとなっていると報告があった。鉄筋コンクリート造の方が評価額が高くなり、そのため、不動産所得税の納付額が過大となった。北海道が処理を行うところだが、税の時効期間が5年のため、すでに時効が成立。国家賠償法の対象となり、小樽市に賠償責任があり、27万7,870円支払う。
 予算と決算について小山財政部長から説明があった。
 一般会計補正額は621,378,000円で、特別会計補正額では616,224,000円、合計では1,237,602円の補正となる。内訳については、平成25年度超過交付額返還金や過年度老人保健医療費交付金等返還金、定期予防接種に水痘ワクチン、高齢者の肺炎球菌ワクチンを追加(平成26年度10月から実施)など。
 病院統合新築事業費では590,000,000円を計上し、旧市立小樽病院解体工事と小樽市立病院統合新築駐車場整備工事を、今年度中に発注し平成27年度完成。
 平成25年度一般会計では、実質収支で286,392,000円の黒字を計上。特別会計では、港湾整備・国民健康保健・介護保険・後期高齢者医療で、それぞれに黒字を計上。企業会計では、病院・水道・下水道・産業廃棄物等処分については赤字となる。
 小樽市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例案(議案27)と、小樽市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例案(議案28)については、子ども子育ての支援法の新制度の内容に関わるため、三浦福祉部長から説明があった。
第3回定例会議案(pdf)