船上の分譲マンション船 「THE WORLD」小樽出航


theworld1.jpg 小樽港に停泊していた世界で唯一のレジデンス型豪華客船「THE WORLD ザ・ワールド」(43,524トン)が、8月26日(火)18:00、長笛を鳴らしながら、小樽港外に出航していった。
 同船は、米国レジデンシー社が運航するバハマ船籍のクルーズ客船。船上の分譲マンション(キャビン)として知られ、キャビンのオーナーは資産10億円以上が要件という。平均100m²の居室を中心に、165室のオーナー達によって自主管理され、約2年かけて世界一周を行っている。世界40カ国の寄港地に平均2.5日停泊する余裕のスケジュールで運航されている、金持ちのためのクルーズ船。
 小樽港は、同船の寄港地に選ばれており、今回は06年・09年に続く3回目の寄港となった。24日から第3ふ頭に停泊し、その豪華な白い船体を見せていた。
theworld2.jpg 同船は、世界で唯一の分譲型豪華客船で、各部屋を分譲した億ション船。最高販売額約7億3,000万円(300m²)という豪華さだ。全長196m・全幅30m・乗客定員390名・乗組員数340名で、12層のデッキを持つ。
 部屋のレンタルクルーズでも、食事・飲物・チップ込みで1部屋1泊 (2名))14万円〜48万円で、2ヶ月間のワンクルーズで、840万円〜2,600万円もかかる。乗客のプライバシーとセキュリティのため、コースや日程、乗客数などは非公開とされている。
 26日18:00、小樽港の夕日を浴びながら、第3ふ頭を離れ、石狩湾へ出航。その白い巨体は、見る見るうちに小さくなり、やがて見えなくなった。
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 ザ ワールド豪華マンション船旅行記(You Tube)
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