"手作り革バッグ展" ギャラリー白方


 小樽在住のオリジナルバッグ作家山田育子さんが開く「手作り革バッグ展」が、9月23日(火・祝)から28日(日)までギャラリー白方(稲穂2)で始まった。
craftwork1.jpg 2年に1度開かれる同バッグ展の今回は、新作バック30点と、財布やアクセサリーなどの小物250点を展示販売している。山田さんの工房で開く教室の生徒2名の作品も出展。
 山田さんは、小樽在住の手作り革バックオリジナルブランド「CRAFTWORK」代表で、この道37年のベテラン作家。子どもの頃、母親の趣味が革工芸で、革工芸の整った環境で育ち、母親から教わった。31年前から自宅工房で教室を開き、道新文化センターの講師も務めている。
 バッグや小物の素材は、主に牛革・山羊・羊・豚、爬虫類の革を使用し、既製品にはない手作りならではの染色をしたり、編む・折る・彫るなどの各種技法を施している。craftwork2.jpgバッグ作りは、革の素材や染色などから同じ形でも雰囲気の違うものができ上がり、流行も取り入れ、自らも楽しみながら製作に励んでいるという。
 会場の作品は、前回の個展後から、除々に作り溜めてきたもので、革紐を編みこんだ「たまゆらレザーペンダント」や革のブローチなど、アクセサリーも数多く展示している。
 茶色やグリーンなど落ち着いた色の手提げやショルダーバッグが並んでいる中、牛革をエナメル加工した素材で、花のパッチワークをワンポイントにした赤や青のバッグがひときわ映えている。珍しい素材では、ブルーシャーク(サメ革)と牛革を使った手提げや、ワニ革を展示。同展示会では、展示中のバックは予約販売中で、注文も受け付けている。
 手作り革バッグ展 9月23日(火)〜28日(日)10:00〜18:30(最終日17:00)
 ギャラリー白方(稲穂2)2階