画歴57年小樽の洋画家 山田守之油絵個展


yamadamoriyuki1.jpg 小樽在住の洋画家山田守之氏(77)の油彩作品を集めた個展が、9月3日(水)から7日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開催中。
 山田氏は、5年ごとに開催し、今回は6年ぶりで10回目の個展となった。市内近郊の風景画と花の作品SMからF20号までの油絵42点を展示。いつもの個展より少し多めに出展している。
 中には、2014(平成26)年7月発行の小樽商工会議所会報の表紙に使用された「新緑の商大の坂」をはじめ、小樽信金カレンダーの原画なども展示されている。
 同氏は、小樽商科大学卒業で、1957(昭和32)年、当時休部状態だった美術部を復活させ後輩へと広めた。現在は、全国各地の商大OB40名が所属する「丘美会(きゅうびかい)」として健在。札幌大通美術館で作品展を継続している。yamadamoriyuki2.jpg
 現在も絵画教室を開き、日々、時間がある限り絵を描く生活を送っている。5年後の11回目の個展は、視力の悪化や行動範囲が狭くなるなど、開催できるかどうか約束できないという。
 会場には、小樽の名所の風景画が生き生きと描かれ、古い小樽運河の景色などの油絵を楽しむことができる。「絵を描くのが好きでここまで続けてきた。この機会に足を運んで見ていただきたい」と話した。
 油絵 山田守之個展 9月3日(水)〜7日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1-9-5)1階市民ギャラリー
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