一檣会展(三部正雄代表)が、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで、9月3日(水)から7日(日)まで開催中。
今年で42回目となる伝統のある絵画展は、第一管区海上保安部現役職員と函館や北広島・小樽に住むOB7名と、同会を指導する藤田勇一講師のSMからF80の水彩・油彩と絵手紙の50作品を展示。現役53歳からOB80代までの生き生きとした作品が会場を飾り、来場者の目を楽しませている。
同会は、1973(昭和48)年、第一管区海上保安部の職員が絵画同好会を立ち上げ、10名で始まった。会名を会員から公募したところ、第一管区の「一」と船のほばしら(マスト)の「檣(しょう)」の文字を繋げて「一檣会」と名づけた。常に天を指しているマストのように、天に向かって伸びようとの心意気を表しているという。
現在も第一管区本部会議室を会場に週2回、17:30から20:00まで、藤田氏を講師に絵の勉強に励んでいる。
唯一の一管現役の会員長縄吉浩さんは、2ヶ月前に入会し、初めて教室で描いた油彩のりんごをはじめ、猫や小樽港の風景を出展。以前から描いている絵手紙も額装して出展している。ダルマや蝉など様々なものを題材に絵手紙が描かれ、どれもユニークで心温まる。絵手紙は、顔彩(日本画の絵具)やパステルを使用して描くそうだ。
長縄さんは「1年に1度の海上保安部職員やOBがつくる絵画展。多くの方に見に来てもらえると、会員の蜷さんの励みになると思う」と話した。
第42回一檣会展 9月3日(水)〜7日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1-9-5)1階多目的ギャラリー 入場無料
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