シニア世代の力作並ぶ 老壮大学作品展示会


 小樽市老壮大学(中松義治学長・246名)では、「第37回小樽市老壮大学作品展示会」を、市立小樽美術館(色内)1階フロアを全て借りきり、9月9日(火)〜11日(木)と、13日(土)〜15日(月・祝)の10:00〜17:00(最終日13:00)に開催している。
 60代から80代までの235名の学生の約350点の作品を展示し、市民や学生、同大学の卒業生も会場に駆けつけ、作品を楽しんだ。
rosodaigaku.jpg 9月11日(木)、会場では、書道科かなⅠとかなⅡ・水彩科Ⅰと水彩科Ⅱ・園芸科の作品が、会場にずらりと展示されていた。園芸科では、天候などの理由により、盆栽や寄せ植えなどの出展数が、開催近くまで分からないことが多く、作品展に合わせて咲かせるように、準備に励んでいたが、予定数を遥かに超えた150点を展示。
 会場には、何種類も合わせた寄せ植えが目立ち、中でも「グリーンタワー」と題して、ポトスやアンスリュームなど10種類以上の花や観葉植物を寄せ植えた作品や、マンゴーやいちじくの実の食べた後の種を植えて育てたものもあった。作品展に合わせて咲かせたサギ草は、白いサギの形をした花がいくつも咲き、見頃を迎えている。花台を手作りして、花の鉢をモダンに並べたり、道端に咲く草花オオイヌダテなどを寄せ集め、小さな秋を演出したものもあり、来場者の目を楽しませている。
 水彩科Ⅰ・Ⅱでは、小樽公園や小樽運河、ゆりやつばき、野菜などを丁寧に生き生きと描いた作品を展示している。学生のひとりは、「それぞれに色の使い方や水彩画の優しさを出したり個性がある。絵を完成させ、額に入れると引き立つ。すべて綺麗に描いた作品ばかり。人の作品を見ると勉強になる」と話した。
 園芸科の学生のひとりは、「一生懸命に描いた絵や書道、作品展に合わせて丹精込めて咲かせた花々を、ぜひ、この機会に多くの方に見ていただきたい」と話した。

 9月9日(火)〜11日(木) 書道科かなⅠ・書道科かなⅡ、水彩科Ⅰ・水彩科Ⅱ、園芸科。
 9月13日(土)〜15日(月・祝) 書道科漢字Ⅰ・書道科漢字Ⅱ、絵手紙科、俳句科、版画科、盆栽サークル。
 10:00〜17:00(最終日13:00) 市立小樽美術館(色内1)
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