鉄道ファン満足! 模型公開運転と機関士・車掌体験


modeltrain1.jpg 小樽市総合博物館(手宮1・相内昌幸館長)では、「鉄道模型公開運転会」とアンアンホース号の「機関士・車掌体験」を、9月13日(土)から15日(月・祝)に開いており、鉄道ファンには嬉しいイベントとなっている。
 館内2階研修室では、13日(土)・14日(日)の2日間、10:00から16:00まで、札幌を拠点に鉄道模型ファンが集まる「北軌道クラブ」10名が、自前の鉄道模型のコレクションからより選りの約100両以上の模型が公開運転され、鉄道ファンを魅了した。
 特設コースは、HOゲージと呼ばれる線路幅16.5mm縮尺1/80と、Nゲージと呼ばれる線路幅9mm縮尺1/150の2つのコース。
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 市販品や手作りの部品でコースを2時間かけて設置し、過去から現在までの蒸気機関車やディーゼル特急・普通列車・貨物列車・新幹線の模型を走らせ、来場者を楽しませていた。
 また、子ども向けに、人気のある機関車トーマスシリーズのトーマスやヘンリー、ゴードンなども走り、子ども達は目を輝かせて、走る様子を夢中で眺めていた。
 同会は、子どもの頃からの鉄道ファンの会員も多い。全国から外国模型のコレクションをする会員など、鉄道模型を趣味に持つ人が集まり、同館では、何度か公開運転会を開催している。札幌のホテルなどで定期的にイベントを開いている。

 会場に電車が走行する音が響き渡る中、市販品を改良し、室内灯やヘッドライトが点く細かい部分に手を加えている車両や、キハ80系82形の同館に展示している車両や、2年前まであいの里方面を走行していた車両・キハ141、江差線の最後を走った模型車両など、すべて電気で走行し、汽笛や走行音を再現できるものがある。
ironhorse1.jpg 一方、「機関士・車掌体験」は、構内を走行する11:30から15:30までのアイアンホース号の運行に合わせ、1日4回、小学低学年までの子どもを対象に、希望者を募り行われた。
 13日(土)11:30出発には、札幌在住で小学3年生の赤川篤志君が機関士に、同じく小学2年生の加藤遥光君が車掌を体験した。2人とも、この体験会目当てに来場し、楽しみにしていた体験とあってワクワクした様子で参加していた。
 はじめに、機関士と車掌の制服を着用し、担当職員から説明を受けた。車掌の加藤君は、安全確認をして元気に「発車」の合図で旗をふり、赤川君は、機関士席に座り、青信号の確認や鐘を鳴らし、機関士気分を満喫。アインアンホース号は、大勢の乗客を乗せて動き出した。
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 手宮駅ホームでは、連結の誘導や転車台の確認を体験した。構内往復400mのコースを20分間にわたり、機関士や車掌の仕事を体験し、有意義な時間を過ごした。
 機関士体験をした赤川君は、「蒸気の音や鐘を沢山鳴らして楽しかった」と話し、車掌体験の加藤君は、「4歳の時に体験したことがあり、2度目の体験。車掌になるのが夢で、大きな声で言えた。今日は、このあと、機関士にも挑戦してみたい」と話した。
 同館佐藤卓司学芸員は、「様々な職業の体験が行われる中、鉄道の運行を子ども達に体験してもらっている。当館では、年1度の体験会となり、この機会に楽しんでもらいたい」と話した。

 鉄道模型公開運転会 9月13日(土)〜14日(日)10:00〜16:00
 総合博物館(手宮2)本館2階研修室
 機関士・車掌体験 9月13日(土)〜14日(日)
 親子機関士体験 9月15日(月・祝)
 屋外アイアンホース号中央駅乗り場で受付
 11:30から15:30までのアイアンホース号運行時間の4回
 小樽市総合博物館