秋の3連休となった9月13日〜15日は、天候にも恵まれ、小樽には観光客が押し寄せ、観光名所はどこも大賑わいとなり、小樽運河や堺町周辺の土産物店や飲食店も客の対応に追われた。
陸の賑わいは、海にも見られ、サン・プリンセスやダイヤモンド・プリンセスの豪華客船が、相次いで小樽港に着岸し、船客たちも小樽の秋を楽しんでいた。
9月13日(土)には、小樽発着のクルーズ「北海道サハリン8日間」を6月から9月にかけ、12回行ってきた「サン・プリンセス」(77,000トン)が、同クルーズの2014年最終航海のため、17:00に函館に向かって出航していった。「サン・プリンセス」は、北海道を一周しサハリンを経て、9月20日(土)小樽港に帰着する。
同船は、そのまま「気軽にクルーズ5日間」のため、20日17:00に小樽港を出航し、韓国・釜山に向かい神戸に入港する。気軽にクルーズ5日間
白い巨体を何度も小樽港に浮かべていた同船も、これからしばらく見納めとなる。同クルーズを行っていたプリンセス・クルーズ社は、このほど2015年の日本発着クルーズを発表したが、その中には、小樽発着のクルーズは含まれていないため、9月20日が「サン・プリンセス」の小樽来航の最終回となる。小樽発着のクルーズの集客が思わしくなかったこともあり、2015年は、オーストラリアからのクルーズに変更されることになった。客船紹介〜サン・プリンセス
9月14日(日)には、「ダイヤモンド・プリンセス」(116,000トン)が、クルーズの一環として小樽港に入港し、その白い巨体を勝納ふ頭に着岸。船客たちは、日中には小樽や札幌などの観光を楽しみ、18:00に小樽港を後にした。ふ頭では、フラダンスや太鼓での送迎があり、船客たちからは拍手が送られていた。つるべ落としの秋の日を受け、煌々と光輝きながら、夕闇の小樽港を後にしていった。客船紹介〜ダイヤモンド・プリンセス
来年は、「サン・プリンセス」は、小樽では見られなくなったが、「ダイヤモンド・プリンセス」は、神戸発着のクルーズの途次に小樽港に寄港することになっており、その雄姿を見ることが出来る。
◎関連記事