丹精込めた作品がずらり! シルバーエイジ作品展


 小樽市と小樽市老人クラブ連合会の共催で「第35回シルバーエイジ作品展示会」が、9月17日(水)から20日(土)まで産業会館(稲穂2)2階大ホールで開催している。
 手芸品や絵画・書道・絵手紙など、市労連16クラブ82名と一般市民と5団体の129名の519点の作品がずらりと展示されている。多彩な作品からは、熟練した技術や真剣に取り組む姿勢が伺われ、来場者は作品に見入っていた。
silverage.jpg 同作品展は、高齢者の趣味や文化・教養を啓発し創作意欲を高めて、生活感の充実を図り、生きがいを助長することを目的として開かれている。
 初日の10:30から、会場で開会式が開かれ、中松義治市長をはじめ、小樽市老人クラブ連合会廣谷行厚会長らが出席した。
 中松市長は、「会場には、手芸を中心とした工芸品・写真・絵画など、バラエティに富んだ作品が、昨年の出展数を超えた519点が展示され、より多くの皆さんを楽しませてくれると思う。見事な作品ばかりが展示され敬服している。これからも作品の製作を続けてもらいたい」と挨拶した。
 その後、関係者が見守る中、テープカットが行われ、開会を祝った。
 新光南友愛の会からは、19名39点が出展された。大判のパッチワークは、鯨や亀・魚など海の生物が描かれた力作。細い糸を使って編んだマフラーなど、見事な作品が並んでいる。
 銭函元気会の大皿やコーヒーカップ、住吉寿会のオードブル皿や茶碗など、今回初めて陶芸13点が展示され、来場者は見事な陶器に感心しながら鑑賞していた。
 グループホーム恵の森では、手芸を中心に13名108点を展示。パッチワークで作った大判のタペストリーが何枚も展示され、丹精込めた作品多い。
 杜のつどいからは、最多の65名が参加し、パソコン画や絵画・ぬり絵・手芸品など107点を展示した。

 パッチワークの会では、不要になった服や着物の布を再利用して、タペストリーやバッグ、ペンケースや巾着などが並び、同会の指導者は、「基礎を覚えると作れますよ」と話した。会場は、多彩な作品で華やいでいた。
 ぬり絵を出展した小林万寿子さん(83)は、「杜のつどいでぬり絵を学んでいるが、今回は、町内の住吉寿会から出展し、1年間に製作した6作品を発表。みなさんの作品はすごい作品ばかり。展示される事により、今後の製作の励みになる」と話した。
 第35回小樽市シルバーエイジ作品展示会
 9月17日(水)〜20日(土)10:00〜16:30(最終日12:00)
 小樽市産業会館(稲穂2)2階大ホール 入場無料
 関連記事1 関連記事2