市議会"学校適正等調査特別委員会" 学校跡地利用に関心


 小樽市議会「学校適正配置等調査特別委員会」(北野義紀委員長)が、9月18日(木)13:00から、市役所別館(花園2)第2委員会室で開かれた。
 学校再編へ向けた取組状況について、教育委員会教育部主幹から、「手宮地区小学校統合協議会では、統合校の校名候補の選定方法について協議し、校名案を広く募集し、統合協議会において、校名候補を選定し、教育委員会に報告。1本に絞りきれない場合は、複数の報告もありうる。同委員会では、報告に基づき協議決定し、市長に条例改正案の提出を依頼する」とした。
0918coucil.jpg 7月10日(木)から8月20日(水)までを応募期間として、手宮地区統合小学校の校名の一般公募が行われ、児童、地域住民など132件(無効3件)の応募があった。応募学校名読み分類で63種、表記分類71種を資料で示した。
 8月28日、第3回校名・校歌・校章に関する部会では、応募結果を報告し、校名公募の1次選考について意見交換が行われた。第4回で、3分の1に絞り込んだ校名案から複数の校名案を候補として統合協議会へ報告することとした。
 次に、手宮地区統合小学校校舎建築事業にかかわる進捗状況について、教育委員会教育部施設管理課長から報告。
 「昨年7月に工事に着手し、今年8月をもって完成した。8月29日には、市長・副市長・市議会議員らが、9月には、統合関係校の児童、保護者、学校関係者などが新校舎を見学した。今月13日から15日までの3日間で、新校舎へ引越しを行い、16日から当校児童は新校舎で学習を開始した。
 今年度中に校舎西側を解体し、平成27年6月末から28年4月の統合校の開校に合わせ、新しい屋内運動場を建設。旧屋内運動場を解体し、グランド整備を行い、平成28年12月までにすべての工事を完了する予定」と報告した。 関連記事
 また、色内小学校再編後の学校跡地の利活用について、総務部企画政策室主幹は、
「平成28年4月に統合予定の色内小学校再編後の跡地利用に関して、道営住宅建設用地の候補地として北海道に要望する市の方針案について、同校校区内の町内会や保護者を対象に、3月の説明会に続き、第2回目の説明会を8月6日に開催。21名の参加があった。
 色内小学校の現況や学校跡利用の基本的な考え方、再編後の学校跡地について、道営住宅建設用地の候補地とする活用案に至るまでの経過を説明した。3月の説明会で意見のあった、災害時の避難所をいなきたコミュニティセンターに変更した場合の対応について市の考えを説明。地域の住民の意見を聞き、道営住宅建設の候補地として北海道に要望するか否かを判断していきたい」と報告した。
 共産、自民、公明、民主・市民連合、一新小樽の各議員は、報告についてや学校跡利用について、学校適正配置の進捗状況などについて質疑を行なった。
 その中で、今後の学校跡利用について質問に、企画政策室主幹は、「緑小学校の跡地は、小樽公園の駐車場となり、祝津小学校は、建物が比較的新しく地域住民と話し合い中。色内小学校は、道営住宅建設用地となるか経過を見守り、北手宮小学校と塩谷中学校は、アイディアを町内で出し合い議論中。北山中・末広中は、検討の着手はしていない」と回答した。
 また、学校適正配置の進捗状況について教育委員会教育部主幹は、「忍路中央小学校は、国道5号で防災工事中のため、工事の進捗状況を見ながら検討したい。塩谷小学校・中学校は、統合へ向けて進めている。その中で、中学校の統合が先、その後小学校の統合となると報告済み。
 天神小学校は、平成30年4月に奥沢小学校を統合校とする件については、やむ終えないとの意見もあり、入船小学校は校区を3つに分ける大きなもので、1・2年生保護者会や幼稚園でも、保護者会を開き説明している段階」と回答した。