イルカのノアが新技を披露! おたる水族館

 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)では、「〇〇の秋」と題して秋のイベントを開催中。その関連イベント「スポーツの秋」では、9月20日(土)から、イルカショーで新技を初披露した。
 11:20開催のイルカスタジアムは、大勢の観客が詰めかけ、ほぼ満席状態。子どもから高齢者まで、セイウチやオタリア・イルカのショーを楽しみ、大きな拍手が沸き起こっていた。0920aqua1.jpg
 イルカショーの後半で、新技の出番となった。何度かトレーナーのサインを拒否したが、見事新技を披露し、豪快なジャンプと続き、ショーは大いに盛り上がった。
 新技を完成させたのは、バンドウイルカのノア(オス・9歳)。2013年4月頃から本格的に練習を開始し、2ヶ月前からショーの中で披露することを決め、更なる練習を重ね今日の日を迎えた。
 その新技は、バックフリップ(後方回転ジャンプ)で、すでに、イルカショー仲間のトミーが披露している種目。トミーに続き、ノアが能力を生かし、バックフリップを習得した。
0920aqua2.jpg ノアのバックフリップは、スピード感があり、回転も速く、技のキレも良い。2頭がそれぞれに個性あるバックフリップを見せてくれる。
 ノアの飼育担当・大野木孝二さんは、「飛ぶ高さを真上になるよう重視したトレーングを重ね、ノアは勢いがあり、同じ種目であるが、トミーとは違う個性がある。ノアのスピード感や回転の速さなど、ノアのバックフリップをぜひ楽しんでもらいたい。また、観客がどんな反応を示すのか楽しみ。ワクワク・ドキドキしながら見ていただきたい」と話した。
 それぞれの担当者が、日々の練習の中で、新技を披露できる日を待ちわび、緊張する日を迎えるのもトレーナーとしての楽しみのひとつ。技の完成度を高める練習に励む日々が続いている。
 現在ショーに出演のイルカは、オス4頭とメス2頭で、分かれて出演し、オスは毎回、メスは、2回目と4回目の2回出演している。所要時間は約30分。
 おたる水族館〜秋のイベント