マジプロ商大生 堺町通りを"ご当地HAPPY動画"でPR


 小樽商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト通称「マジプロ」が、今年も12のプロジェクトに分かれ、2年64名で活動を開始した。
 マジプロとは、地域と大学の協働によって学生が主役となり、地域活性をねらいとして課題に取り組むプロジェクト。2008年から始まり、翌年から、地域連携キャリア開発として正課科目となり、今年で7期目(正規開講6年目)。より地域に根ざした取り組みとなるよう進めている。
 今年は、マジプロ初の取り組みとなる小樽堺町通りにスポットを当てる。同通りをもっと身近に感じてもらおうと、市民らにPRする「小樽堺町通りの認知度向上プロジェクト」で、同大学2年の5名が今年夏頃からプロジェクトに取り組んだ。このほど同商店街を舞台に、観光客や店主・店員など208名が参加する4分4秒の動画を完成させ公開した。
majipro-happy.jpg 同動画は、「HAPPY OTARU SAKAIMATI DORI」と題して、現在、世界中でブームとなっている米国人歌手ファレル・ウィリアムさんのヒット曲で、各地で踊る様子が映し出される「ご当地HAPPY動画」のブームに合わせた。外国人観光客や同商店街で働く人々に、この曲に合わせて踊る出演を依頼した。
 あらかじめ内容を告知し、同商店街振興組合加盟店のうち76店舗が協力。9月からの撮影では、当日、即興で踊ってくれた人がほどんどで、商大生の呼びかけに温かく協力した。同商店街には面白い楽しい人達がいて「幸せ」を発進し、動画を見て笑顔になってもらうことを目的としている。
 同曲の使用において、同学生が著作権等について各方面に問い合わせ、事例などについても慎重に調査し、営利目的とならないよう配慮して作成した。
 同商店街は、多くの観光客が訪れているが、市民はあまり足を運んではいないのが実情。市民へもっと魅力ある通りであることを認識し、市民にも支えてもらいたいとしている。
 同プロジェクト中田康子代表(2年)は、「小樽のシンボル的な堺町通りの魅力を伝え、みんな笑顔になってもらいたい。撮影したデータの中から一番良い部分を使用し、出来栄えには自信がある。何度も見たくなるように製作した」と話した。
 同動画は、9月23日(火)からYou Tubuで公開中。25日(木)10:00の時点で再生回数472回を記録。2ヶ月以内に1万回を目指している。
 今後、動画を基にカットを並べてポスターを製作し、堺町通りのキャッチコピーを考え、ポスターを掲示する予定。発進したものからどんな影響があったか検証する。
 同大学商学部社会情報科・大津晶准教授は、「学生ならではの映像で、イキイキと楽しそうに製作している様子が感じられる。このプロジェクトを通じて、大きな広がりを期待している」と話した。
 HAPPY OTARU SAKAIMACHI DORI
 マジプロ2014小樽堺町通りの認知度向上プロジェクト
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