高文連支部大会へ向け 高校演劇部が猛練習


 第64回後志支部高校演劇発表大会を、10月7日(火)・8日(水)に控え、出場予定の後志管内の高校演劇部では、猛練習の日々が続いている。
0930hightschooltheater1.jpg 今年度は、全道高文連演劇発表大会が小樽で開催されることになり、通常は、後志支部の予選会で最優秀賞の1校のみが全道大会へ出場のところ、同支部から3校の出場枠を得られ、明峰・倶知安・商業・岩内・余市紅志・水産・岩内・桜陽の8校がしのぎを削る。
 昨年の後志支部予選で最優秀賞に輝き、全道大会出場を果たした小樽桜陽高校(長橋3・菅野昭浩校長)では、1年から3年までの部員15名が、放課後3時間ほどを利用して、昨年に勝る成績を得ようと、準備や稽古に追われている。
 今回演じる作品は、同部の顧問菊地美千教諭が書いた新作「gift」。ある高校の演劇部の物語で、やる気のない部員達が高文連に向け、練習に精を出し成長していく。ダンスを織り交ぜ、セットはシンプルに衣装は派手に。ラストシーンも見所の1つで、笑いが渦巻くストーリー。等身大の高校生や大人の教師役のそれぞれの演技に注目が集まる。
0930hightschooltheater2.jpg 9月30日(火)17:00から、同校4階多目的室を稽古場所に、衣装担当や装置担当者らは、他の場所でそれぞれに作業に取り掛かっていた。高文連初出場の1年生5名は、演出・舞台監督など、重要なポジションを任され、日々奮闘している。
 菊地顧問は、「この脚本は、ずっと頑張ってきた3年生部員に宛てたラブレターのつもりで書いた。この姿を見て、1・2年の部員が成長し、この舞台から、みんなの顔つきが変わってくれればと思う」と期待を寄せた。
 部長の熊倉玲奈さん(2年)は、「入部2年目となり、この作品で全道大会へ3年生と一緒に最後の舞台を踏みたい。みんな同じ気持ちで本番を迎えたい。自分達で考え、良い演技に繋げたい」と意気込みを語った。
 関連記事