第1回小樽水産加工グランプリ 金賞・銀賞決定!


 小樽で製造の水産加工品をアピールする「第1回小樽水産加工グランプリ」が決定し、10月15日(水)11:00から、小樽市役所(花園2)2階市長応接室で、表彰式が開かれた。
 小樽で製造されている水産加工品のブランド化及び消費拡大を図り、水産業の活性化を推進することを目的に、今春に同委員会を立ち上げ、第1回目が開かれた。応募を募ったところ、14社21品がエントリーした。その審査会が、10月7日(火)にグランドパーク小樽で開かれ、実食しながらの審査が行われ、3社3品を決定した。
suisankakoGP1.jpg 金賞には、「復古版 宗八入角焼」(株式会社大八 栗原蒲鉾店・栗原清会長)。銀賞には、「網元にしんやわらか炊き」(八丸 堀内水産株式会社・庄司彰夫社長)と「小樽産にしんおこわ」(株式会社カネダ海洋食品・金田功介社長)が選ばれた。
 表彰式では、受賞した3社の代表が出席し、同ブランド推進委員会の太田清一委員長から賞状と盾・受賞認証シールの目録が贈呈された。
 また、金賞受賞の大八栗原蒲鉾店には、小樽市長賞が贈られ、中松市長から賞状が手渡された。
 今回の受賞について太田委員長は、「皆さんが、消費者ニーズに応えるべく、たゆまぬ努力の結果の賜物である。審査会では、甲乙つけがたい接戦となり、3品に決定した。受賞商品には、小樽を代表する加工品として広く情報を発信し、販路拡大に繋がるよう積極的にアピールしていきたい」と述べた。
suisankakoGP2.jpg
 中松市長は、「副賞として受賞認証シールが授与され、付加価値を与え、商品のブランド化に繋がる。本市は、道内有数の水産加工場が集積し、伝統ある職人の町でもあり、皆さんの活躍は大変心強く、財産である」と述べた。
 栗原会長は、「角焼は、初代八郎が独立した大正3年から作る、我社を象徴する焼かまぼこ。今年で創業100年となる。塩・砂糖・酒で味付けしたもの。梅ヶ枝町にある布川加工所の協力を得て、現代における宗八のかまぼこを復活させ、化学調味料を使用せず、かまぼこの弾力と味を出した」。
 庄司社長は、「原料を供給してくれる仕入れ先が上手に下処理をしてくれた。にしんの味を消さないよう、砂糖と醤油のみ使用し、昔ながらの美味しい炊きものを考案。1日30kgしかできない。小樽前浜のにしんを使用しているので鮮度が良い」。
 金田社長は、「魚を食べない若者をターゲットに、小樽産のにしんをおこわで炊くと、誰でも食べられると思った。魚本来の美味しさに加え、見た目の楽しさ・食べやすさを考えて開発し、受賞でき大変うれしい。今後、ギフトなど全国に発信していきたい新商品。各社の得意分野を集め、小樽のブランド力や加工力を積極的に活用していきたい」と話した。
 第1回小樽水産加工ブランプリ実施概要
 関連記事