「小樽美人カタラーナ」発売! シリーズにスイーツ登場


 小樽商工会議所「小樽美人ブランドプロジェクト」では、このほど、小樽美人スイーツの開発に着手し、第1弾として、余市・仁木産のプルーンを使用した「小樽美人カタラーナ」を発売することとした。
otarubijinsweets1.jpg 新商品「小樽美人カタラーナ」は、市内のイタリアンレストラン「オステリア・イル・ぴあっと・ヌォーボ」を運営する、株式会社三輪(三輪信平代表取締役)が同プロジェクトに参画し、プルーンをサンドしたカタラーナを開発。カタラーナは、スペインカタルーニャ地方のデザートで、カスタードの上にカラメルでコーティングした冷凍菓子。
 10月14日(火)の発売に先駆け、10月9日(木)10:00から、小樽経済センター(稲穂2)4階で、報道関係に発表会が開かれた。
 小樽美人シリーズは、後志産の豊富な食材に注目し、規格外作物として集荷されない未利用果実を使い、2013年9月に田中酒造から「梅酒・小樽美人」を発売。同年の12月には、「プルーン酒・小樽美人」「ブルーベリー酒・小樽美人」と次々と開発された。2014年2月には、ももとアロニアを新たに発売し、小樽美人の5種類のリキュールが揃った。これまで、2万本が売れるほどの人気商品となっている。
 そこで、広く参画企業を増やし、小樽美人の名を商品名とする商品の開発を強化し、市内企業に参画を募ったところ、株式会社三輪、株式会社新倉屋と株式会社六美が名乗りをあげ、後者2社は、現在、試作中。今後、小樽美人ブランドのスイーツ商品を発表する予定。
 新商品発表会には、小樽商工会議所山本秀明会頭をはじめ、小樽美人ブランドプロジェクト杉江俊太郎委員長らが出席した。山本会頭は、「少しでも地元のものが沢山売れて、将来的には雇用に結びつけたい。小樽美人シリーズに則した内容で、女性受けする商品」と太鼓判を押した。引き続き、杉江委員長から開発経緯の説明が行われた。
otarubijinsweets2.jpg 試食が配られ、三輪氏から、「経営するレストランでも販売し、万人向けするデザートであり、別のバージョンを作りたいと思っていた。地元の食材を使い、商品を開発しようと考えたところ、栄養価の高いプルーンに着目。仁木・余市産の8月下旬から10月までいろいろな種類のプルーンが採れ、規格外や未利用のプルーンを合わせて使用し、種類も多くどう加工するか悩んだが、様々な種類を使えるようにジャム状にして中にサンドした。
 プルーンは、アントシアニン・鉄分を多く含み、美容・健康に良く女性に喜ばれる。生クリームとクリームチーズが入り、プルーンの栄養素を取り入れるには適したデザート。また、材料の生クリームは、中沢乳業というブランドで、全国的にシェフやパティシエに人気のある高品質のブランド。銭函の保証牛乳が製造し、まさに、小樽産の生クリームを使用。卵は、千歳から取り寄せ、バニラビーンズやリキュール以外はすべて道産の食材を使用している」と説明があった。
 同商品は、10月14日(火)から、オステリア・イル・ぴあっと・ヌォーボ(東雲町2)・駅なかマートタルシェ(稲穂2)・運河プラザ(色内2)・小樽クラッセホテル(朝里川温泉2)・田中酒造本店(色内3)の市内5店舗で、発売を開始する。
 ココットタイプ・6個入り(2,400円税別)とトレータイプ・12切入り(3.5cm四方・1,600円税別)の2種類で、1日限定各30個。販売状況で増産を予定。保存方法は、-18℃以下の冷凍保存となる。
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