小樽のシンボル天狗山(最上2・標高532.4m)が、10月28日(火)に初冠雪した。これまで黄色に染まった晩秋の山は、一晩で白い冬景色に変わった。
札幌管区気象台は、10月27日11:11に、今シーズン初の「雪に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第1号」を発表。「石狩・空知・後志地方では、27日夜から28日にかけて、平地でも雪が降り、峠や山間部では積雪状態になる見込みです。積雪や路面の凍結による交通障害に注意してください」と呼び掛けていた。
28日にかけて寒冷前線の通過とともに、上空に11月下旬並の寒気が入り、冬型の気圧配置が強まり、小樽の街を囲む周辺の山々に雪が降り積もった。
朝起きて天狗山を眺めた市民は、雪を被った天狗山の初冠雪にビックリ。寒さとともに、いよいよ長い冬の到来を実感した。
天狗山の初冠雪は、昨年(2013)は11月8日で、今年はそれより12日も早い。2012年は11月18日だった。今年は、2009年の10月29日と並ぶ、早い雪の到来となった。例年、天狗山の初冠雪に遅れること10日前後で、市街も雪に見舞われることが多い。
雪が来るとの気象情報で、市民は車の冬装備に取り掛かり、市内の自動車整備工場やガソリンスタンドは、冬タイヤに替える人が並ぶ光景が見られた。
白い雪の到来とともに、北国小樽の街は、急速に寒さを増し、本格的な冬の季節が始まった。27日の最高気温は18.7℃、最低は2.3℃で、その差は16.4℃もあった。
28日の最高は4.2℃で最低は1.6℃(08:00現在)と、気温は1桁台となっている。朝から寒風が吹きつけ、木枯らしが舞っている。
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