「税を考える週間」 講演会と朗読会 


 国税庁・国税局・税務署では、毎年11月11日から17日までを「税を考える週間」と定め、国民が税の意義や役割について考え、税務行政の理解と信頼を高めるため関係団体が協力し、様々な活動を行っている。
taxreport2.jpg その一環として、11月12日(水)15:00から、ニュー三幸(稲穂)4階ホールで、公益社団法人小樽法人会(荒田一正会長)が主催する、小樽税務署下佐真己署長による特別講演会「税の役割と税務署の仕事」を開催し、約70名が参加。税の役割や査察について詳しく解説された。
 終了後、16:30から同会場で、小樽地方納税貯蓄組合連合会(新倉吉晴会長)主催の3回目となる「中学生の税の作文朗読会」が開かれ、入賞した4名が作文を朗読した。
 中学生を対象に、税に関する作文を募集(8月末締切)したところ、全国では、61万5,188点の応募があった。その内、道内の中学生からは9,126点、小樽市内からは335点の応募があった。
 小樽地方納税貯蓄組合連合会・小樽法人会・小樽青色申告会連合会・小樽税理士会など8名が審査会に出席。335点の中から10点が入賞した。全道大会に1点が進んだが、全国大会へ進んだ作品は無かった。
 朗読会では、小樽税務署長賞「笑顔と税金」双葉中学校3年柴沼玲那さん、同「税金と私達との関わり」菁園中学校1年河辺実優さん、小樽地方納税貯蓄組合連合会優秀賞「税金が果たしてくれた事」朝里中学校3年播磨萌さん、同「税の大切な使い道とは」松ヶ枝中学校2年池辺怜司君の4名が自分の作品を披露した。
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 4名は、消費税が8%に増税となり、使い道について調査したり、増税の意味や必要性を感じたり、税金のイメージが変わり、税金は必要で日本にとって大切なものなど、それぞれが税金の必要性をしっかりと捉え、文章に表している。
 柴沼さんは、「初めての応募で受賞できて嬉しい。学校では勉強してなく、自分で税金について調べた。税金は、私達が学校へ行くことに使われている。税金に対しての考え方が変わったことが一番大きいと思う」と話した。
 新倉会長は、「夏休みの課題として、335件が集まり、昨年の294件より、40件以上も増えた。ここ3年間は、全国表彰があったが、今年は残念ながら無かった。素晴らしい作文の朗読会で、税の大切さが身を持って書かれ、感動する作品ばかり。中学生がしっかりと税について抑え、税金が何故払わなければならないかを理解している」と話した。
 税に関する書道・作文・絵葉書・川柳・ポスターを、11月17日(月)まで、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで開催中。合わせて、税の無料相談・市税相談コーナー・パネル展を開催している。
 税の役割と税務署の仕事
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