小樽美人に"蒸しどら"と"ブラウニー"が仲間入り


 小樽商工会議所「小樽美人ブランド化プロジェクト」では、後志産の食材を活用して、美容や健康など女性が喜ぶ商品開発に取り組んでいる。
 このほど、小樽美人シリーズのスイーツ第2弾の新商品発表会が、11月28日(金)14:30から、小樽経済センター(稲穂2)5階で行われた。
 10月14日に発売した「小樽美人カタラーナ」に続き、「小樽美人蒸しどら」と「小樽美人ブラウニー」の2つのスイーツが新たに仲間入りした。
otarubijinsweets1.jpg 小樽美人シリーズは、後志産の豊富な食材に注目し、規格外作物として集荷されない未利用果実を使い、2013年9月に田中酒造から「梅酒・小樽美人」を発売。同年の12月には、「プルーン酒・小樽美人」「ブルーベリー酒・小樽美人」と次々に開発。2014年2月には、ももとアロニアを新たに発売し、小樽美人の5種類のリキュールが揃った。11月中旬までに1万5千本を出荷している。
 昨年秋に、小樽美人の名を商品名とする商品の開発に参画する企業を募り、3社が名乗りを上げた。一足先に、株式会社三輪が販売する「小樽美人カタラーナ」を発売。現在、発売から1ヶ月ほどが経過し、カタラーナ6個入り70箱とカタラーナ12個入り124個を出荷。
 素材や成分・色や形など、女性を意識して商品開発に取り組んでいた株式会社新倉屋(花園1・新倉吉晴代表取締役)と株式会社六美(緑1・工藤仁嗣代表取締役)は、納得のいく商品がこのほど完成し、新商品を発表。
 新商品発表会には、小樽商工会議所山本秀明会頭や同プロジェクト杉江俊太郎委員長らが出席した。
 山本会頭は、「第1弾に梅酒を発売し、5種類が揃った。前回は、カタラーナを発表し、今回、新倉屋と六美が参画しお菓子を開発。何度も試食を重ね、味やパッケージについてアドバイスし、女性目線を大切に意見を求め積み上げ完成した。今後、贈答用にパッケージしたものを考えている」と述べ、杉江委員長から開発の経緯について説明があった。
 その後、製造者による開発の経緯や商品についての説明が行われた。
otarubijinsweets2.jpg 「小樽美人蒸しどら」を製造する株式会社新倉屋・松田荘平製造係長は、「商品開発にあたり、女性が好むよう食物繊維が豊富に含まれ、美容に良いものなどを考えた。様々な意見をもらい、蒸しどらを製造。生地は、米粉を使いしっとり感ともちもち感を出した。余市産のフルーツだけで味を出すために、味が濃く北海道優良品種指定のぶどう・バッファローや、お菓子づくりに最適とされる酸味と芳醇な香りのりんご・プラムリーズシードリング、色鮮やかで濃厚な味のミニトマト・サンチェリーを生地と餡に使用している」と説明。
 また、「小樽美人ブラウニー」を製造する株式会社六美・工藤代表取締役は、「春から沢山のアドバイスを受け、飽きるほど試食を行い、りんごとじゃがいものタルトから始まり、130以上のレシピの試作を行なった。11月3日に、ようやく豆腐のブラウニーに辿りつき、辛抱強く作り上げた商品。北海道産の材料にこだわり、ブラウニーの原点のチョコレートを使用しつつ、豆腐を入れることにより、田中酒造の酒粕、余市・仁木産のあかね(りんご)、余市産プルーン、積丹産はまぐり(かぼちゃ)の味を引き立て、しっとりとした食感。オリーブオイルを使い、低カロリー・低脂肪・ビタミン・カロチン・ポリフェノール・繊維質などを多く取り入れている。北海道産のビートを主原料とするオリゴ糖を含むてんさい糖を使用。可愛らしいハート型に仕上げ、ブック型のパッケージに収めた」と説明した。
 新倉屋製造の「小樽美人蒸しどら(ぶどう・トマト・りんご各2個)」6個入り900円(税別)は、11月30日(日)から、新倉屋花園本店・総本舗・駅前店・長崎屋店、駅なかマートたるしぇ、田中酒造本店で販売。
 六美製造の「小樽美人ブラウニー(吟醸酒粕・りんご・プルーン・パンプキン各2個)」8個入り1,500円(税別)は、12月17日(水)から、六美、小樽朝里クラッセホテル、駅なかマートたるしぇ、田中酒造本店で販売。
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