落葉で絵はがき作り 図書館で工作教室


 市立小樽図書館(花園5・野口陽一館長)では、10月27日〜11月9日の第68回読書週間に合わせ、11月2日(日)、同館2階視聴覚室で、2歳以上から小学生を対象に、「森の絵はがき教室」が開かれ、10組の親子が参加し、楽しみながらはがき作りに精を出した。
morinoehagaki1.jpg 同工作教室は、同館海藤立久仁子司書が講師を務めた。あらかじめ、図書館周辺を散策し、イチョウ・モミジ・桜・ナナカマド・ツタなどの大小様々な色とりどりの落葉を採集し、アイロンで1枚ずつ葉の水分を取り、押葉を作り用意。はがきは、牛乳パックを再利用し、カードサイズやしおりのサイズも準備した。
 参加者は、最初に、簡単な説明を受けてから、それぞれがイメージを膨らませ、製作に取り掛かった。
morinoehagaki2.jpg 色とりどりの落葉に接着剤をつけて、花や動物に見立てたり、色紙を思い思いの形に裁断し貼り付けるなどして、親子で楽しい時間を共有した。40分ほどで、次々と個性豊かな作品が完成。
 落葉が剥がれないように、ビニールコートすることもでき、秋の絵はがきを誰に送ろうか思い浮かべていた。
 市内在住の中川真依ちゃん(年長)は、お母さんと弟の瑛太君(3)と参加し、4枚の絵はがきを完成させ、「落葉を貼ったり、色紙を切ったり、楽しかった」と話し、母親は、「材料を準備してもらい、落葉も沢山あって作りやすく、楽しんだ」と話した。
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 海藤司書は、「読書週間にちなみ、秋らしいものをと考えた。親子でふれあい楽しんでもらえたと思う。帰りには、図書館で借りた本や読んでいる本に、自分で作ったしおりを使ってもらいたい」と話した。
 今後、ちびっこクリスマス会では、クリスマスにちなんだ飾り物を工作して物語を聞き、冬休みおたのしみ工作会では、羽子板の製作を予定している。
 市立小樽図書館