長崎屋小樽店で「介護相談フェア」 小樽育成院


 社会福祉法人小樽育成院(オタモイ1)は、11月5日(水)・6日(木)の2日間、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共広場で、介護相談フェアを開催している。年1度、この時期に開催され、今年で6回目となる。
kaigosoudan1.jpg 高齢化が進む小樽市では、切実な問題を抱えている人も多い中、ひとりで悩まず、気軽に相談してもらおうと、普段、多くの高齢者が集う公共広場横で、同施設の専門家が無料で相談に応じている。
 小樽育成院が運営する、養護老人ホーム小樽育成院・特別養護老人ホームやすらぎ荘・オタモイデイサービスセンター・オタモイケアプランセンターの専門員4名が、質問等の対応に追われていた。小樽市北西部・中部包括センターも協力した。
 会場には、介護相談の受付を設け、小樽育成院関連施設と小樽市北西部地域包括支援センターの活動内容をパネル展示し、パンフレットを配布した。また、自宅でできる簡単な体操の紹介や、車椅子乗車体験なども行われた。
 来場者は、将来の不安を話したり、具体的な利用料金などについても聞いていた。複雑な介護保険サービスについての質問も多く、実際にサービスにつながったケースもあったという。様々な疑問や深刻な問題を抱えている人が多く、昨年では、2日間で200名ほどが来場している。
kaigosoudan2.jpg 特別養護老人ホームやすらぎ荘では、夏祭りや盆踊りなどの写真を展示し、イベントの様子を紹介した。養護老人ホーム小樽育成院では、年間事業計画なども展示され、クラブ活動なども行われている。
 同オタモイデイサービスセンター西川浩司管理者は、「困ったことや介護保険について、また、知りたいことをなんでも聞いてもらいたい。直接のサービス提供者から話を聞くことで、問題解決に繋げたい。デイサービスでは、予防的な観点からも利用でき、進行を抑えることもできる。ひとりでも多くの方の問題解決に役立つことができればと思う」と話した。なお、6日(木)は、同じ会場で11:00から15:30まで開催。
 今年、初開催となる「第1回デイサービス作品展示会」を、11月13日(木)〜16日(日)の4日間、10:00から16:00まで(最終日12:00)、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開催される。小樽市デイサービス連絡協議会(西川浩司会長)が主催し、市内25のデイサービスセンターの利用者の作品が展示される。個々の活動内容や特徴を知らせ、利用者が作品を出展する達成感や喜びを感じてもらうことを目的としている。
 小樽育成院
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