ひびかせよう小樽に! 小樽元気つくり隊

 小樽元気つくり隊が主催する全員参加型イベント第6弾 「ひびかせよう小樽に!音・声・心」が、11月11日(火)14:00から、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれ、市民約350名が参加した。同事業は、小樽市ふるさとまちづくり協働事業の助成を受けて実施。
 小樽元気つくり隊は、市内の銭湯やプールを会場に、年を重ねても自分の足で歩くことを目標とする運動教室を開いている健康応援社(小林恵里子代表)のメンバーが中心となり、2012年(平成24)年4月に発足。
genkitsukuritai2.jpg ”元気になったら人の役に立つ”を合言葉に、目に見えない絆や縁が形になるよう、市民が一体となり、元気なまちづくりを行い、明るい未来と自然豊かな環境を残す活動を展開している。
 小樽潮まつりのステージでは「手話とうたごえ」を開催し、被災地支援のため同会場で出店。同年被災地へ足湯ボランティアを行い、小樽雪あかりの路関連イベント「絆」(2013 )・「命」(2014)を開催。3万羽の鶴でオブジェを制作し、「千の音色でつなぐ絆コンサート」など様々な活動を続けている。
 第6弾となる同イベントでは、活動理念に合わせ、市内のグループホームやデイサービス、幼稚園などが協力して制作した張り絵をステージに展示。プログラムは、「絆・命・縁・未来に」の4部構成で、参加者全員が手話や踊り・ハンドベルを楽しんだ。
 会場には、揃いの帽子の会員28名が手本となり、第1部の「絆」は、「ふるさと」を手話を交えて歌い、第2部「命」は、小樽の朗読会「語ろう会あおばと」7名がステージに上り、柴田トヨ作「くじけないで」を順番に朗読した。
genkitsukuritai1.jpg 第3部「縁」では、小樽中央保育所22名とゆりかご保育園14名がステージに上り、来場者と一緒に、ドレミファドンの上松伸一氏の歌に合わせて「ソーラン節」を踊った。
 最後の第4部「未来に」では、市内の保育園や幼稚園等の協力で、約400個のハンドベルを来場者に貸出し、その場で数回練習し、園児達にリードされながら「ふるさと」を演奏。ハンドベルの優しい音色が会場に響き渡り、感動の輪が広がった。
 同隊会員である母親の活動を初めて目にした娘は、「ちょっと照れくさい気持ちにもなったが、みんなで参加するイベントで良かった。これからも、色々なところで頑張ってもらいたい」と話した。
 公演を終えて、小林恵里子代表は、「みんなを元気にしようと自分で出来ることから始め、勇気や優しさをもらっている。目に見えない絆や縁を作ろうと、舞台づくりからみんなに協力してもらい、今日のステージができた」と満足していた。
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