いじめ防止標語入選5作品 市教育委員会


 小樽市教育委員会は、11月に募集した「いじめ防止標語」5,000作品の中から、入選作品5点を選び、12月15日(月)から17日(水)まで、入選者が在籍する学校で表彰式を行っている。
ijimehyogo1.jpg 16日(火)12:55から、最上小学校(最上1・若林晋校長)1階・校長室で、「一声で 人は変われる 救われる」の作者・埜澤惠利加さん(5年)に表彰状と記念品が手渡された。
 埜澤さんは、「誰かが声をかけることでいじめをなくし、いじめられている人がいたら、少し救われたら良いと思い考えた」と話した。
 同委員会は、いじめ防止に向けて、11月をいじめ防止強化月間とし、「おたがいをみとめよう~I am OK. You are OK.~」をテーマに、市内小中学校や関係機関等を連携し、いじめ防止に向けて啓発活動や講演会など、様々な取り組みを行っている。
 その一環として、11月4日から21日まで、市内38校の小中学校に「いじめ防止標語」を募集したところ、5,000通の作品が集まった。その中から、入選作品5作品が選ばれた。
ijimehyogo2.jpg 表彰状を手渡した同委員会笹谷純代委員は、「埜澤さんの作品は、自分達で考え、気付き、何かしようと考える、優しくて、人を思いやる言葉だと感じた」と標語を評価した。
 若林校長は、「いじめを防止する標語なので、無くそうとそのままの言葉ではなく、埜澤さんの標語からは、自分も変われるし、温かさが感じられる作品」と話した。
 今後、埜澤さんの標語は、児童が目に付く廊下など、校内数カ所に掲示する予定。
 11月末には、同教育委員会が主催する「いじめ防止サミット」が初開催され、児童・生徒・保護者・教職員が参加し、様々な意見を出し合い、いじめ防止について語り合った。
 その他の入選作品
 阿部優佳里さん 末広中学校2年  「認めよう 人の数だけ 良さがある」
 菅 優月さん  長橋小学校5年  「みんながね 笑顔でいれば いい気持ち」
 成松珠良さん  松ヶ枝中学校1年 「届けよう みんなの心に やさしさを」
 金澤清花さん  奥沢小学校6年  「大事だよ ちがいをみとめる その心」
 いじめ防止キャンペーン