2015年の幕開け! 市内に響く除夜の鐘

 12月31日(水)の大晦日から2015年1月1日(木)にかけて、小樽市内各所の寺院では、新年の幸せを願う除夜の鐘の音が鳴り響いた。
0101joya.jpg 市内は、12月26日(金)に大雪に見舞われ、1mを越える積雪となり、市民の生活に支障をきたした。1日現在、90cmほどの積雪となっている。1月1日から3日にかけて、日本海側を中心に広い範囲で大雪となる見込みだが、大晦日は雪も止み、月が顔を出す穏やかな天気となり、多くの初詣客が各寺社に繰り出した。
 量徳寺(入船1)では、除夜の鐘をつこうと、檀家や一般市民が本堂を訪れ、23:30から整理券を配布した。0:00丁度に住職が最初に鐘をつき始め、新年の幕が開けた。続いて、寺院役員や檀家、市民が鐘をついた。
 鐘をついた番号が書かれた「除夜の鐘証明書」が発行され、108つ以降は、番号の無い証明書が渡された。
 昨年は、140名ほどが除夜の鐘をつきに訪れていたが、今年も大勢の人々が集まり、本堂で暖を取りながら待機し、順番が近づいてから外へ出るよう寺院役員の指示に従った。順番が来た人は、鐘つき堂へゆっくりと階段を上り、ゆく年を反省し、新しい年へ願いを込めて鐘をついていた。

 除夜の鐘をつきに来た高木奈美さんは、「今年で4年目となる。健康を祈り鐘をついた。今年は、大きな災害などがなければ良いと願っている」と話した。
0101hatsumoude.jpg 除夜の鐘の音が響く中、小樽稲穂3にある小樽鎮座龍宮神社(本間公祐宮司)では、0:00前から市民がぞくぞくと境内に集まった。道指定無形文化財の松前神楽奉納や獅子舞が披露された。獅子舞は境内に降りて初詣客の頭を噛み、無病息災を祈願した。
 本殿前には参拝の順番を待つ長蛇の列ができ、両手を合わせ、新しい年の平安を祈願した。甘酒が振舞われ、おみくじやお守りを買い求める人など、多くの初詣客で賑わった。
 小樽総鎮守・住吉神社(住ノ江2)にも、多くの若者が初詣に訪れた。01:00からは、小樽太鼓衆「鼓響」による迫力ある打演が響いた。