絵本のシチューを再現!たるBOOKワークショップ


 誰もが本に親しめるよう、”本”をテーマにイベントを企画する「たるBOOK」(中川めぐみ代表)が、冬休み子ども向けワークショップ「絵本とコラボクッキング体験」を、1月14日(水)10:00から、いなきたコミュニティセンター(稲穂5)5階調理室で行なった。
0114tarubook1.jpg 親子18名が参加し、絵本に出てくるクリームシチューをレシピを基に再現。親子でクッキングに挑戦した。
 たるBOOKは、昨年3月に設立し、平成26年度小樽市ふるさとまちづくり協働事業の助成を受け、小樽市民がいつでもどこでも本に親しめるように、本との出会いを作り、本好きが集まり、本をツールに新しい町づくりを行うことを目的としている。
 夏休みには、絵本の世界と自然体験がドッキングしたイベントを、長橋なえぼ公園(幸1)で開催したり、図書館司書が講師となる「ブックトーク講習会」など、本に親しむイベントを開き、今回で9回目となる。
 ル・キャトリエム(色内2)のシェフ・相馬健宏さんが講師を務め、参加者は3班に分かれ、同会員5名が対応にあった。クッキングに先立ち、今日のメニューが載っている絵本「おつかいさえこちゃん」の読み聞かせが行われた。その中に出てくる、おばあちゃんがさえこちゃんに作った「かぶのクリームシチュー」と「りんごとキャベツのサラダ」を調理した。
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 はじめに相馬さんが野菜の切り方などを説明し、シチューの作り方をデモンストレーションした。絵本の中で使われているかぶの葉を、色合いを考え、ロマネスコ(カリフラワーの一種)に代えて使用した。
 各班に分かれ、野菜を切ったり、炒めたり、小麦粉を焦がさないように混ぜたり、それぞれに分担して作業に励み、1時間ほどでメニューの2品が完成。
 相馬さんは、「子ども達が率先して調理に参加し、スムーズに、予定より早く完成した。各班それぞれの味付けとなると思うが、楽しく味わってもらいたい」と話した。
0114tarubook3.jpg 中川さん手作りのうさぎ型のパンが添えられ、みんなで作ったクリームシチューとサラダを試食した。池田莉衣さん(6)は、「ソーセージを切ったり、小麦粉を鍋に入れたり、牛乳を入れたりして手伝い楽しかった。嫌いなウインナーや野菜も食べられそう」と話した。
 中川さんは、「絵本に出てくることを体験してもらおうと企画。本を読むきっかけに繋がればといつも思う」と話した。
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