将来の職業に夢を! 子ども達が仕事体験

 おたるワークキッズ(竹下笑子代表)が主催する「おたるワークステイション」が、1月17日(土)10:00から、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで開かれた。
otaruworkstation1.jpg 市内近郊の5歳以上の子ども達が、様々な仕事をプロから学びながら体験し、将来の職業に夢を膨らませていた。
 今回5回目となる子ども職業体験プログラムは、人口減少が加速する小樽市で、未来を担う子ども達に、働く人達を知ってもらい、楽しみながら職業体験に参加し、地域での夢や希望を持ってもらい、小樽の産業の発展に繋げようと開催を続けている。昨年の12月には、同会場で、市内企業約40社が協力し、体験会や発表会が開かれ、延べ約750名が参加し賑わった。
 会場には、市内近郊のパティシエ・新聞記者・イラストレーター・調理師、美容師など様々な職種の26の企業が集まった。各ブースに分かれ、子ども達が、希望する仕事選びを体験した。スタッフ7名、商大生や青年会議所のボランティア20名、母親仲間なども手伝った。
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 受付で体験チケットを買い求め、チケットに余裕があれば何度でも体験が可能となった。印刷製本や写真館・昆布屋・アナウンサー・消防士・看護師などは、体験チケットが不要の無料ブースで、いくつものブースをはしごする参加者も多かった。
 今回初参加となる北海道エネルギー株式会社(本社:札幌)では、職員6名で会場を訪れた。子ども達は、制服を着用し、本物の計量器が持ち込まれた給油体験を行った。油の代わりに体験用の水を使用して行われ、子ども達はガソリンスタンドの仕事を体験。
 また、ボディコーディネーション(姿勢矯正などのインストラクター)は、モデルを体験してもらおうと初参加。ウオーキングやポージングを学び、ステージで発表。アナウンサー体験者とコラボして、紹介してもらった。
 vivre sa vie+mi-yyu(ビブレサビ・プラス・ミーユ・色内2)の岡本有美子さんが講師を務める花屋体験では、ガーベラやスイートピーを使ったフラワーアレンジメントを製作し、女の子達の人気を集めた。
otaruworkstation3.jpg 体験した小学4年生の大澤奈波さんは、「挿すところを間違えてしまったが、可愛らしくできて良かった。この後、看護師体験をする予定で、楽しみにしている」と話し、母親は、「職業を見つける予習となり、それがやる気に繋がり、勉強してもらいたい。障害を持つ子ども達などにも体験する場を増やしてもらいたい」と話した。
 小樽信用金庫では、お客さんを迎える言葉使いや入金体験、札の数え方などの銀行業務を体験した。さらに、海苔巻きや手まり寿司、ハンバーガーや和菓子体験など、子ども達は真剣に取り組んでいた。
 竹下代表は、「今回5回目となり、初参加の企業もあり、皆さんの協力のお陰で感謝している。子ども達の楽しそうな様子を見て嬉しい。職人さんから直接教わることができ、良い体験になる」と話した。
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