国際的視野を広める図書寄贈 小樽ユネスコ協会


unescobook1.jpg 小樽ユネスコ協会(丸田謙二郎会長)は、新刊図書13冊(2万円相当)を、市立小樽図書館(花園5・野口陽一館長)へ寄贈した。
 同協会が、1月に開催した「チャリティーカレンダーリサイクル市」での収益金の一部を充て、国際的視野を広めるための図書資料の拡充の趣旨に合わせ、同館の図書館司書によって選ばれた新刊で、2月1日(日)から貸出を開始する。
 その贈呈式が、2月1日11:00から、同館1階事務室で、丸田会長夫妻をはじめ、原田祥二世界文庫委員長・安達久美子事務局長が出席して行われた。
 今回は、9日間の日程で来日し、丸田会長宅にホームスティ中のインドネシア訪日団(高校生51名)の引率者の女性2名も同席し、インドネシアを紹介した本を同館へ寄贈した。
 同協会は、1949(昭和24)年に、札幌ユネスコ協会に次ぐ、道内2番目のユネスコ協会として設立され、青少年の健全育成や国際交流・ユネスコ運動の啓蒙など、多彩な活動を続けている。
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 新刊図書の寄贈は、1974(昭和49)年から続けられ、今回の13冊を含めると、累計冊数は1,779冊にものぼる。
 同館の図書館司書が、世界情勢等の観点から選び、連日メディアを賑わす「イスラム国の正体」(ベストセラーズ)や「ジャーナリズムの現場から」(講談社)、ノーベル平和賞を受賞した勇敢な少女・マララ・ユスフザイさんの手記「マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女」(岩崎書店)などを集めた。
 野口館長は、「大変お世話になっている。普段、国際的な本を選ぶ機会がなく、毎年、この時期に寄贈され、その部門の本が充実され大変感謝している」と述べた。
 丸田会長は「インドネシアと日本との繋がりは強いが、あまり知られていない。人口も多く将来伸びる国。もっと理解を深めるためにも、今回選ばれた本の『インドネシアが日本の未来を創る』(成甲書房)などを読んでもらいたい」と話した。
 小樽ユネスコ協会
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