中学生の感性が光る アートフェスタ


mschoolartfes1.jpg 第16回小樽中学校アートフェスタが、2月4日(水)から8日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開かれている。主催は小樽市教育研究会美術部会。
 参加校は、北山・西陵・菁園・松ヶ枝・向陽・桜町・朝里・銭函の8つの中学校。美術部で取り組む平面から立体作品までの62点と、大型の文化祭の壁画や共同製作作品9点を展示している。各学校の特色ある取り組みを発表する場となっている。
 壁画は、どれも見応えがあり、一番大きい作品は、高さ4m・幅3mで、来場者にインパクトを与えている。

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 桜町中では、美術部員全員が力を合わて製作した壁画「ハダシの未来」を出展。大きな手が描かれ、美しい世界をこれからもずっと離さないようにと思いが込められている。部員個人の作品では、ガラスに絵を施す「サンドブレス」という技法を使った作品が並んだ。
 銭函中では、「世界に愛を」をテーマに世界平和を願った壁画。
mschoolartfes2.jpg 北山中は、文化祭テーマ「響」を題材にしたつまようじ約8万本を使って製作した壁画を出展した。原案は夏休みから考え、全校生徒が1ヶ月かけて完成させた。2年前と4年前に使用したつまようじを再利用している。壁画には、カクレクマノミや熱帯魚が泳ぐ海の中に人魚が登場し、海の色を鮮やかな青で表現している。
 美術部員30名の菁園中では、美術部員共同制作「湖畔」を、100号サイズに油彩で描いた作品を出展。生徒達が発表したい物を自分達で決め取り組んでいる。個人作品では、小樽運河などへ写生に出かけた風景画を発表した。
mschoolartfes3.jpg 菁園中学校美術部顧問は、「各校が大作を出展し、個人製作も各自特徴を表している。色々な作品があり、中学生のエネルギーやそれぞれの思いを感じ取ってもらえればと思う」とPRした。
 2月6日(金)から、「小樽雪あかりの路」が開催され、手宮会場と隣接する美術館へ足を伸ばせば、市内の中学生のアート作品に触れることもできる。
 第16回小樽市中学校アートフェスタ 2月4日(水)〜8日(日)10:00〜17:00(最終日15:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリー
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