歩くスキーと雪あそびの集い! からまつ公園

 おたる自然の村公社と小樽スキー連盟が主催して、第6回歩くスキーと雪あそびの集いが、3月15日(日)9:00から15:00まで、小樽市からまつ公園運動場(最上2)を会場に開かれた。
walkingsky1.jpg 無料でスキーが貸し出され、クロスカントリースキー(歩くスキー)レースゲームや講習会、チューブすべり、イグルー、スノーモービル体験試乗会が行われ、子どもを連れた家族らが会場に集まり、冬ならではのスポーツや雪あそびを楽しんだ。
 小樽クロスカントリースキークラブ(六条祐二会長)の指導員6名と会員14名が、スキー指導やそり滑りなど対応にあたった。
 少年野球チーム「最上ボーイズ」は、冬期間のトレーニングの一環にクロスカントリースキーを利用している。この日は、監督とメンバー11人が会場を訪れ、貸出用のスキーを履いて、5Kmのコースを一斉にスタートした。戻って来た山田太郎君(小学2年)は、「スキーを滑らせながら、一生懸命に走り、疲れました」と、心地良い汗をかいた様子だった。
walkingsky3.jpg スキーレースゲームには、クロスカントリースキーを楽しみながら、約20人が参加し、用意された景品を手にした。
 スキー初挑戦の赤澤宝來君(3歳)は、何度も転びながらもスキーを滑らせ、「楽しかった」と話し、姉の茜音さん(小学2年)は、「普通のスキーよりも軽くて歩きやすい」と話した。母親は、「歩くスキーを体験するチャンスがなく、子ども達は初めての経験。転んでも起き上がりやすく、自由がきく。初めてでも挑戦しやすい」と話した。
 チューブすべり台は、13日(金)から制作に取り掛かかり、重機で雪を積み上げ、滑り台になるように削り、立派なコースが完成。今回は、大小のゴムチューブとプラスチックのソリも用意した。子ども達は、友達と一緒にゴムチューブに乗り、歓声を上げながら、勢い良く下るスリルを楽しんでいた。
 会場には、売店も用意され、イグルーの中で甘酒を味わうこともでき、会場周辺には、子ども達の元気な声が響いていた。
walkingsky2.jpg 13:00から15:00までは、スノーモービル体験試乗会が開かれ、自然の村公社の職員が3台のスノーモービルをフル運転させ、グランド内を一周し、来場者を楽しませた。
 六条会長は、「クロスカントリースキーの普及を目的に開催している。今年は、天候に恵まれ良かった。朝里でのアルペンスキー大会の開催と重なったが、低学年や小さな子ども達が、いつもより多く参加してくれている。今後も続けるつもり。多くの人にスキーを親しんでもらいたい」と話した。
 からまつ公園では、冬期間の1月7日(水)から3月31日(日)までの10:00~16:30(月曜日休館)、からまつ公園クロスカントリーコース・運営ハウスを一般開放し、歩くスキーの無料貸し出しを行っている。「歩くスキーは、冬の運動不足解消や体力に合わせて運動ができ、子どもから高齢者まで楽しめる雪国ならではの気軽にできるスポーツ」と参加を呼びかけている。
 歩くスキー事業
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